1800㎞の距離を超えた交流!離島の教育。

こんにちは、晋作です。

2月28日、竹島小中学校で面白い授業がありました!
それは、

「日本一離れたジオパークをつなぐ授業」

日本最南端、我らが三島村・鬼界カルデラジオパーク
そして、日本最北端の白滝ジオパーク

この辺。

その距離、なんと1,834㎞!
2つのジオパークの学校、竹島小中学校白滝小学校
こんなに離れた学校の子どもたちが、ビデオ通話でつながりました。

 

 

きっかけは?

今回の授業が実現したきっかけをつくったのは、三島村役場職員の増野さん

2018年10月、全国のジオパークが集まる全国大会で、北海道へ。
その時、白滝ジオパークで行われたツアーに参加

白滝ジオパークの目玉である黒曜石を使ったツアー
黒曜石を自分で研ぎ、ヒグマの肉を捌いたとか!

その後、教育委員会の研修で

「ジオパーク学習の発表の場をつくってはどうか」

という意見があり、白滝ジオパークとつなぐ授業が実現。

ジオパーク認定に取り組み、そして認定されたことで新しいつながりができていますね。

 

 

下準備もバッチリ!

今回の授業をするにあたって、すでに交流が始まっていました。

お互いのことを調べ、わからないところを質問
そして、質問に答えられるように準備。

さらに、贈り物の交換も。

白滝ジオパークからは「雪」
竹島小中学校の子どもたちは雪合戦をして遊んだようです。
南国の島で雪合戦。
贅沢!!

竹島からも桜島の灰などを送ったそうです。

そして、待ちに待った授業の日がやってきました!

 

 

いよいよスタート!

インターネットを使い、2つの学校がつながりました。
ジオパークの授業をしている大岩根博士保護者のみなさんも見守ります。

まずはお互いに自己紹介

白滝小学校のみんなから。
全校児童で20数人。
思っていたより、音声や映像もきれいです。

そして、竹島小中学校のみんなも自己紹介。

どちらもちょっと緊張した様子がうかがえました。

それから、白滝小学校側で、岩石などについての説明。

向こうのスクリーンに映し出される映像を、竹島でもディスプレイに表示。
準備にぬかりがありません。
さすが!

 

 

黒曜石で実験

授業は今回のメインイベントへ。

「黒曜石を1000℃以上で熱するとどうなるでしょう?」

白滝小学校では「電気炉」で実験。

竹島小中学校でも、BBQの炭で黒曜石を熱しました!

果たして、結果はどうなるのか!?
BBQの炭でいけるのでしょうか?

 

 

質問タイム

結果が出るまで、質問タイム。

事前に送りあっていた質問を投げかけます。

まずは竹島小中学校から。

「恐竜の化石はありますか?」
「じゃがいもの美味しい料理法は?」

などなど。

それに対して白滝小学校のみんなが答えてくれます。

質問が終わると、選手交代。
白滝小学校から竹島小中学校へ質問。

その中にちょっとざわついた質問が。

「なぜ海の色が緑や黄色なの?」

どうやら返答を準備していない質問がきてしまったらしい…!

「どうする??」

といったざわめきがありましたが、中学2年生のはるくんがカメラの前へ。

「硫黄島の海の黄色は、鉄分の色です!」

準備していなかったとは思えない堂々とした返答でした!
素晴らしい!

ジャンベについての質問も。
鹿児島の離島がジャンベをやってる理由、気になりますよね。

経緯を地球儀を使って説明。
演奏も披露していました!

 

 

実験の結果は!?

質問タイムが終わり、実験の結果を確認。

果たして、どんな変化が?

真っ黒だった黒曜石が白く、大きく膨らんでいました!
石の内部で水蒸気の気泡が膨らみ、このようになるそうです。

白滝の黒曜石が左、竹島の黒曜石が右です。
竹島の方は、他の成分の結晶が含まれているため、色がちょっと違っています。

BBQの炭でも実験成功でした!

そして、授業終了。

はじめは緊張していた子供たち。

最後はお互いに手を振りまくってはしゃいでいました。

 

 

授業の感想は?

授業後、中学生のみんなに感想を聞いてみました。

第一声は

「楽しかったー!!」

どんなところが楽しかったか聞いてみると、

「同じ黒曜石でも変化の仕方が違い、違いを比べられた」
「離れたところとつながれたのが楽しかった」
「実験や質問をしあったこと」

といったことでした。

「日本一離れたところとつながれたから、今度は海外ともつながってみたい!」

という声も。

 

 

地球(ジオ)科、はじまります。

2019年度から地球(ジオ)科の授業が開始されます。
幅広い分野の活動から、たくさんのことを学べそうです。

インターネットの普及により、離島のハンデは少なくなりました。
情報もかんたんに得られますし、こうやって離れた土地の人とリアルタイムでつながることもできます。
自分の環境とちがう場所とつながることで相手を知れますが、比べることで自分を知ることもできます

こんな取り組みが増えて、日本や世界のあちこちにつながりができていくのが楽しみですね。
子どもたちのつながりや世界観が広がっていってほしいです。

わが子が学校に通うようになるのが楽しみ。
そんな風に思えるステキな授業でした!

GO!MISHIMA!!

離島ブロガー晋作

About 離島ブロガー晋作

三島村の竹島に2014年4月にUターンして、妻と息子と娘の4人暮らし。 2015年4月に「NPO法人みしまですよ」を設立。 村の特産品「大名筍」のブランディングをはじめ、観光・特産品開発販売・情報発信で村を盛り上げる活動をしている。 2018年4月、竹島に20年ぶりとなる商店「竹のいえ」をオープン。