竹島の半分の面積に10倍の人口!宮崎の離島、島浦島で ”離島会議”。

こんにちは、晋作です。

11月3日、宮崎の離島に行ってきました!

行き先は宮崎最大の島、延岡市の島浦島(島野浦島ともいう)。

 

ここで、離島会議というイベントがあり、出席してきました!

それもなんと、ゲストとして。

恐縮です。

 

声をかけてくれたのは、地域ビジネスプロデューサーの斎藤潤一さん

島での活動をずっと応援・協力してくれている恩人です。

娘の名付け親。

いつもありがとうございます!!

 

イベントの前日、翌日も延岡や新富町を案内してもらい、楽しく、刺激をもらえた3日間でした!

 

 

島浦島はこんなところ!

島浦島へ渡る港へは、延岡市から車で25分ほど。

そこから島までは、なんと10分

しかも、高速船・フェリー合わせて1日16便!!

便利!
(三島村は島まで3~6時間、週4便。)

ただ、面積は2.83㎢

三島村竹島が4.2㎢なので、かなりコンパクトな島です。

 

ところが。

 

人口は竹島の10倍以上の約840人
竹島69人:2019年10月1日現在)

しかも、民家は島の一部に集中していて大部分は山。

2階建て・3階建ての家が多く、斜面にも建物が多かったです。

産業は養殖や加工など、漁業が盛ん。

釣り人が多く、ダイビングスポットとしても人気らしいです。

海水浴できる砂浜へ行くのが大変、という悩みもあるとのこと。

 

 

面白コースのトレッキング!

島に着いて最初のプログラムは、「トレッキング」

目指すは片道30分弱の小さめの山。

杖を持って、スタート!

すると、なんと入り口が神社

真ん中のチェーンは、着脱可能。

お祭りの時に神輿を担いで通るときは外すんですって。

 

階段を上って、神社の脇を通って山へ。

素敵なガイドさんが自然や歴史などについて教わりながら。

最近は体がすぐ故障するので、無理せず、ゆっくりと。

山には100mおきに石造りの観音様があり、「島野浦西国三十三観音巡り」として多くの方が来島されるとか。

汗だくで登った山の上は、抜群の景色

お昼は山頂で。

島の方がきびなごの串焼きを焼いてくれました!

山頂で焼き魚

贅沢!

 

食べた後は下山。

行きは神社、帰りは…

墓地

なんとも面白いコース!

でもその裏には、山道を1人で整備する島のおじちゃんの努力が。
(きびなご焼いてくれた人)

足場の悪い長い山道ですよ?

すごい。

 

体力のないわたしでも行ける、ちょうどいいトレッキングコースでした!

 

 

離島会議、スタート!

会議には島の内外からいろんな人が参加。

島に関心・関連がある人島の未来について考えている島民の皆さん

島浦島で島を盛り上げようと奮闘中の結城嘉朗さん木下拓磨さん

イベントを運営する延岡市役所の職員さんこゆ財団齋藤さん・稲田さん

ゲストは甑島の山下賢太さん、海士町の中山隆さん
プロフィールはこちらのページ

このお二人の横に同じゲストとして登壇。

緊張で胃が痛い…!

トークセッションでは、島で稼ぐということ、教育島でチャレンジすることなどについて熱く討論。

島浦島のみなさんも、真剣な表情でうなづいてくれていました。

 

そして、ビジネスコンテスト

3人のビジネスプランが発表され、市長からも「全力でバックアップしていきたい」との頼もしいお言葉

 

島浦島ではすでに後継者育成観光資源の発掘などにチャレンジされています。

海水浴できる砂浜への道がないという課題を解決するためにクラウドファンディングも!
宮崎県北唯一の離島、島浦島にある隠れ家的ビーチに船着き場を作りたい!(終了)

島民をまとめる区長さん・役員さんも熱く前向きな方たちでした!

 

こういったイベントで島が急に変化する、ということはないかもしれません。

でも、「なにかを始めるきっかけ」はどこにあるかわかりません。

 

わたしが今いろんなことにチャレンジできているのも齋藤さんが竹島に来てくれたから。

あの出会いがなければ、今ごろどうなっていたか…。

おそらくなにもできず島に帰る前の生活に戻っていたでしょうね。

戻れてたらいいけど、仕事見つかってなかったら…。

と、妄想すると恐怖が止まりませんね~。

まあ、今回のように人前で話すのも恐怖ですが。

 

今回がきっかけで新しいチャレンジが1つでも動き出したら熱いですね。

 

 

豪華!海鮮BBQ!!

その後、イベント会場の目の前でBBQ

伊勢海老緋扇貝などの豪華な食材!

鯛めしもめっちゃ美味かったです。

各家庭ごとにレシピがあるんですって。

他の味付けも食べてみたいな~。

美味しい島の食材をいただきながら、島のことを語りました。

本土から10分で1日16便、人口840人というのは三島村より恵まれた環境です。

でも、それがいいかどうかは別です。

例えば、1日16便あったら竹のいえは経営できないです。

だって本土から買えば済んじゃうから。

70人の島の商店は不便だから成り立ってます。

宿も、日帰りできないからお客さんが増えます。

今の環境をどう活かすかが大事なのかな~と。

 

ということを別の島に行くことで再認識できました。

同じ島同士、刺激を与えられるように、もっとがんばろうという気合も入りました。

また会いに行きたいです。

今回お世話になったみなさん、出会ったみなさん、本当にありがとうございました!!

GO!SHIMAURA!!

離島ブロガー晋作

About 離島ブロガー晋作

三島村の竹島に2014年4月にUターンして、妻と息子と娘の4人暮らし。 2015年4月に「NPO法人みしまですよ」を設立。 村の特産品「大名筍」のブランディングをはじめ、観光・特産品開発販売・情報発信で村を盛り上げる活動をしている。 2018年4月、竹島に20年ぶりとなる商店「竹のいえ」をオープン。