こんにちは、晋作です。

2019年もあと少しですね。

お腹を壊し、家電や車などが壊れまくった、恐ろしい1年でした。

来年は穏やかな1年でありますように。

 

遅くなりましたが、12月11日-12日にあった三島村議会の報告です。

まずは、一般質問から。

(注意があったので、今回から議員名は載せません…。)

 

 

災害マニュアルの策定について

質問

日本各地で大型台風の被害が相次ぎ、硫黄島では噴火もあった。
三島村では消防団が活動しているが、災害が起きた際のマニュアルを作るべきでは?

回答

指示系統や、火山災害の可能性があるので硫黄島の班決めなどはされている。
しかし、不充分な点もあるので作成を検討する。

 

必要っす。

 

 

水道組合の新体制について

質問

2020年度から簡易水道組合の管理が各地区から役場へ移行する件について、進捗状況を。

回答

県からの是正や、日本水道協会の基準を基に算定すると、大幅な値上がりが必要となる。
年明けに改定案を提示。

 

こんな小規模な離島に本土のルールをそのまま適用されても困ります…。
水道以外のことも。

 

 

提案公募型補助金について

これ、わたしです。

質問

数年前から毎年実施されている住民向け提案公募型の補助金の情報開示が不十分
対象事業・対象者・応募期間・申請方法・審査基準・過去の採択事業など全てが不明。
ちゃんと村民に周知するべきではないか。

回答

過去に実施された事業について言及。
(採択された団体名や事業内容を一部紹介)
来年度も継続された場合、三島村HPで周知する。

 

過去の実施事業はNPOや竹島青年会など、わたしが関わってるものが多数

「使ってるのお前だよ。」

という反撃でしょうね。

役場の都合でやった事業もあり、言われて困ることではないですが。

困らないので、そこも含めてぜひちゃんと公表していただければと思います。

来年度からはHP、村広報誌で周知してくれるようなので、有効活用されればいいですね。

 

 

ふるさと納税の返礼品について

これもわたしです。

質問

三島村の財政難は深刻なので、無駄遣いを減らし収入を増やしていく必要がある。
収入を増やす手段の一つがふるさと納税だが、特産品が少ない。
ツアーやイベントの体験型などの返礼品を導入してはどうか。
(全国・他自治体のデータや傾向を提示)
ふるさと納税だけで考えるのではなく、ジオパークなどほかの事業と連携しながら考えていっては。

回答

体験型の返礼品の追加も予定している。
新しい担当になったので、今後も増収になるようすすめていく。

 

担当者だけで抱えるのではなく、島の事業者やほかの部署とも連携して考えてほしい!

与論町は「海にやさしい洗剤」っていうのも人気らしいです。
製造は島外らしいですけど、そういうのもいいですね!

 

 

会計年度職員への移行に関して

質問

2020年度から嘱託職員から会計年度任用職員へ移行するにあたり、全職種へ期末手当が支給される。
しかし、嘱託職員も全職種へ支給する規定ではなかったのか
また、雇用の通算限度年数、年齢制限はどうなるのか。

回答

嘱託職員の期末手当について規定は確認するが、文言があっても契約書に明記している。
通算年数・年齢については制限なし

 

以前、期末手当ありとなっていたのに、支給されなかった事案があったようです。
今回からは全職種がボーナスもらえることに。

 

ちなみに会計年度任用職員とは
全国の市町村で、約3分の1は非正規公務員。
正規と非正規の格差もあるし、自治体ごとの格差もある。
ざっくりいうと、その格差を埋めるための新しい制度。

なんですが。

そもそも、自治体・職種ごとなどで差があるのは当たり前

なのに、一律同じルールで統一すること自体が無理があります。

しかも「会計年度」なんで、1年だけの雇用になるんです。
毎年募集。

働く方は不安でしかない。
雇う方も毎年一から教えるの大変。

特に、三島村のような離島に仕事の募集を見て移住して、

「1年経ったので別の人採用しまーす。」

とかなったら移住した人どうするの?って話です。

 

役場も国に振り回されて大変な面もあると思いますが、住民が安心して働けることを第一に動いてほしいです。

 

 

道路補修工事について

質問

竹島内で道路補修工事があったが、突発的な事業だったのでは。
優先順位を考える必要があるのではないか。

回答

補修したのは村政座談会で要望があった箇所
コスト削減のために、別の工事があったときに補修した。

 

こういったのも整理して共有できるようにしたらいいですよね。

危険個所リストみたいな。

毎年見回ってるけど、優先順位決めとかスケジュールとか具体的な話がほとんど出ない

見回るだけなら意味ないし、経費の無駄遣いです。

今回の補修に関しては快適になりましたし、柔軟な対応でありがたいです!

 

 

ルールって…

本議会の一般質問は以上でした。

 

今回は “ルール” という言葉をあえて多用しました。

ルールって本来、“みんなが快適に生きる” ためにあるものです。

犯罪やり放題の世界じゃ、快適に生きられませんよね。

 

ただ、“ルールを守ること” 自体が大事になっちゃってるな~、と感じます。

そのルールが

“なんのためにあるのか”

“本当に必要なのか”

ということを考えるのがすごく大事だと思います。

 

先日、学校の廃棄分の食料を持ち帰っていたことがニュースになってました。

ルールを破ることはよくないですが、捨ててしまう食べ物を有効利用することはいいことです。

“ルールを破ったからダメ” で終わるのではなく、

  • 全国でどれくらい廃棄されているのか
  • その廃棄を出さずに活用できる方法はないか

と考えてルールを見直すべき。

 

ちなみに決して “ルール破ろう” と言ってるわけじゃないですからね(笑)

守ることは大事だけど、それよりも考えることが大事、ということです!

そして考えることを人任せにせずに、1人1人が自分事にすることが大事ですね。

三島村のような特殊な自治体は特に!

来年も考え続けていきたいと思います!

 

GO!MISHIMA!!

離島ブロガー晋作

About 離島ブロガー晋作

三島村の竹島に2014年4月にUターンして、妻と息子と娘の4人暮らし。 2015年4月に「NPO法人みしまですよ」を設立。 村の特産品「大名筍」のブランディングをはじめ、観光・特産品開発販売・情報発信で村を盛り上げる活動をしている。 2018年4月、竹島に20年ぶりとなる商店「竹のいえ」をオープン。