さつま竹島の高齢化問題? -村おこしボランティアで感じたこと-

こんにちは、大阪から来た大学生です。

私は、村おこしNPO法人ECOFFの「村おこしボランティア」というプロジェクトに参加しました。

人生初となるボランティア鹿児島の離島、三島村「さつま竹島」で行うことに!

自然豊かで本当にいいところですね。

 

 

高齢化 —離島と都市の高齢者—

ここではこの島で「高齢化」について感じたことを書きたいと思います!

その前に…
突然ですが、みなさんに質問です。

 

–離島には高齢者が多いと思いますか?–

 

竹島に来るまでは離島は人が少なくて高齢者が多いイメージがありました。

みなさんはどうでしょうか?

 

この島の人口は約70人。子どもは約20人!

でもやっぱり高齢者は多いですね。

例えば今回竹林整備に参加したのですが、整備メンバーの平均年齢はなんと70代

これってすごくないですか?!

竹林整備って重労働で学生の私でも腰が痛くなるし、次の日には豆ができるし、筋肉痛になっている学生も多々いました(笑)

また竹の数も尋常じゃないんです。

え、どこから切るの?ってなりますよね。

これを島の高齢者の方々が日々手入れしています。

例えば上の写真のような獣道も…


人が通れる道に!

ここで私が疑問に思ったのは、竹林整備メンバーに20代〜40代くらいの若い人が全くいないことです。

島の働き手という意味では確かに高齢化が進んでいます。


みなさんは高齢化とはどんなイメージがありますか?

 

足腰が立たなくなって病院で寝たきりになる。

認知症になって自分の子どもや親友を忘れる。

実際、私も幼稚園の頃に入院していた曽祖母に名前を何度も間違えられました。

何回も家に行って一緒に遊んでいたのに名前を忘れられるんです。

そのこともあり、やっぱり「高齢化」って悲しい問題だと感じました。

大切な人や物事を忘れていることすら忘れてしまうんだから。

 

では竹島での高齢化はどうでしょうか。

 

竹林整備を通した高齢者の印象は「若さ」です。

もちろん高齢ではあるけれどメンバーと協力して竹を切り、休憩中の会話を楽しんで微笑んでいる姿は若く元気でした。

 

竹林整備の後には竹島の見どころポイントに案内もしてくれました!

その名も「赤壁」


ここに到着するまでの道のりはもうすごかったです。

足場のない所をロープをつたって降りたりゆらゆら揺れているハシゴを使ったり

邪魔な竹をノコギリでザクザク切りながら進みました。

赤壁に着くまでの道のりのイメージとしては某CMの「ファイト一発!」みたいな感じです(笑)

そんな険しい道も島の人はスイスイ行ってしまうんです。元気で若々しい!

その若々しさの印象はメンバー全員が共通して持っています。


つまり島に来て、私がイメージしていた悲しい「高齢化」とは反対に、明るい「高齢化」もあるんだなと感じました。

 

もちろん高齢者全員が全員認知症だったり寝たきりではないてす。

でもさつま竹島では1人もそういった人が見当たらないのです。

それはこのような竹林整備などの活動を通して体を動かしたり、島の人々と繋がることができるからではないでしょうか。

またそういった環境(竹が生えすぎて整備しないといけない→「協力」して作業しないといけない)があることも明るい高齢化に繋がっていると思います。

年月を経るとともに心と体の健康が、人とのつながりで維持できる「幸せな高齢化」が進んでいる。

そんな風に感じました。

ところが….

100%ポジティブとか100%ネガティブなものはありません。竹島での高齢化も同じです。

 

竹島には病院がありません

そのためこの島で高齢者が体を悪くすると、都市の病院に行かねばなりません。

そうするともう一度故郷に戻って生活することが難しくなります。

また、アクセスも悪いためお見舞いにも行きづらいです。

そうして都市の病院で家族や親友と離れて最期を迎えることになってしまうのです。

 

私は自分の手で育てた子供や、今まで支えてくれた親友、一緒に時を刻んできたパートナーに寄り添われながら温かな気持ちで人生を閉じたいです。


でもそのような高齢者は見ようとしないと見えない。

そうなれば故郷を離れて入院した高齢者からしたら、私たちが「忘れる」側になってしまうのかもしれません。

 

ではどうすればよいでしょうか。

 

私が考えたのは、島に医療施設をつくることです。そのために医者を島に呼び込む必要があります。

竹島には医者はおらず、医者が移住して島で仕事をするとなるとハードルが高いです。

そこで一部の医者を教師のように転勤性にするのはどうでしょう。

それなら私の思い描く最期を迎えることはできます。

ただこれを実現するには様々な課題があります。

 

新しいシステムを導入するのは難しいことです。

しかし離島に住む高齢者が病気や怪我で故郷を離れないといけない。

それは悲しい高齢化に深くつながっている気がします。

 

私が感じた明るい高齢化。

それが最後まで続くさつま竹島になってほしいです。

そうすれば私の望む「温かな最期」を迎えられると思います。

みなさんはどんな最期を迎えたいですか。

離島ブロガー晋作

About 離島ブロガー晋作

三島村の竹島に2014年4月にUターンして、妻と息子と娘の4人暮らし。 2015年4月に「NPO法人みしまですよ」を設立。 村の特産品「大名筍」のブランディングをはじめ、観光・特産品開発販売・情報発信で村を盛り上げる活動をしている。 2018年4月、竹島に20年ぶりとなる商店「竹のいえ」をオープン。