台風10号の被害と、これから必要なこと

こんにちは、晋作です。

明日9月23日から議会なので、鹿児島市内に来ております。

 

今回の議会で大事なポイントの1つになるであろう、先日の台風10号

思ったよりはかなり少ない被害で済みました。

家の屋根が飛んで住めなくなるのを覚悟していましたから…。

 

それでも、台風直撃の影響はありました。

竹島での被害状況と、これからについて。

 

 

竹島に残された、台風の爪あと

竹島ではいくつかの施設が台風で破損しました。

大名筍の加工場は壁や屋根に穴が。

 

ゴミの焼却炉は壁。

 

牛舎の堆肥(牛糞)小屋は屋根が丸ごと!

 

家屋はブロック塀が倒れたり、瓦がずれたり。

 

島中の道はこんな感じに。

台風が過ぎた後に、島に残った数人で車が通れるように整備。

人数が少なかったのできつかった…。

 

避難施設は柵が傾いて、割れたガラスが下に飛び散っていました。

 

停電、断水もありましたが、半日ほどで復旧!

何日も続くかも、と思っていたので助かりました。

 

他にも被害はありましたが、島のみんなで作業し、丸1日ほどでだいたい片づきました。

 

 

命の危険を感じた2時間

ニュースになりましたが、三島村ではフェリーで島外へ避難した人も多数。

竹島は残った人が15人

木造の家は危ないので、そのうち10人が避難所のあいあい会館へ。

 

ところがこの避難所、風が強く吹く側がほぼガラス

瓦が飛んで来たらガラスが割れて危険です。

 

そこで、台風前に養生。
(上の写真。台風前の状態を撮り忘れました。)

2階部分は使わずに、1階の養生したところを使うことに。

 

ところが。

 

風が強まった夜9時ごろ。

「ガターン!」

という大きな音。

 

まわりを見回すと、玄関部分の養生が飛んでる!

(↑翌朝の状態)

養生がなくなって強風で内側にしなるガラス戸。

おまけにカギも壊れてるので、今にも開きそう。

 

その辺りにあるもので、なんとかガラス戸が開かないように。

割れたらガラスの破片や風が中に吹き込むので、内側にあるガラス戸に応急の養生。

とはいえ、入り口部分が割れたらここもきっとダメ。

1階部分の安全地帯もなくなりました。

 

ピューと風が吹き込み、ガタガタと扉が揺れる大きな音。

夜11時ごろ、風が落ち着くまではヒヤヒヤして過ごしました。

 

 

台風災害から命を守るためには?

最初の予報より弱くなり、結果的にけが人や大きな被害が出ずにすみました。

が、今後同等以上の台風が来たら

 

10年に1度、50年に1度という災害が毎年のように起きています。

強い台風がまたくると想定して対応しなければ、取り返しのつかない被害がでます。

 

竹島では、避難所の課題が浮き彫りになりました。

 

収容人数
今回は島外避難で人が少なかったからなんとかなった。
全員が島にいた場合、避難する場所が全然足りない。

安全性
飛散物を想定した場合、安全な場所がほとんどない。
停電はほぼ起こるので、熱中症対策も必要。
停電時に使う発電機の排気問題。
避難時の物資や設備が不十分。

 

新しい施設を建てられたら一番いいです。

ただ、できるとしても時間がかかるので、現状でできる対策が必要です。

 

また、台風後の対応も要改善。

この点については別の記事にしますが、今までのやり方ではもう対処できなくなってます。

柔軟に動かないと、きっと取り返しのつかない被害が出ます。

 

そういったことも明日からの議会で訴えてきます!

GO!MISHIMA!!

離島ブロガー晋作

About 離島ブロガー晋作

三島村の竹島に2014年4月にUターンして、妻と息子と娘の4人暮らし。 2015年4月に「NPO法人みしまですよ」を設立。 村の特産品「大名筍」のブランディングをはじめ、観光・特産品開発販売・情報発信で村を盛り上げる活動をしている。 2018年4月、竹島に20年ぶりとなる商店「竹のいえ」をオープン。