ネコの島 竹島。離島の悩み解決編 part4 ~救出劇~

By 2015年8月31日離島ブログ

こんばんは、尚です。

晋作くんが黒島片泊の復旧作業に行ってしまいましたが、僕は別の仕事のため竹島に残り、空いた時間に猫作業をすすめています。

僕がいま泊まっている民宿「はまゆり」にも、あと 2 匹ののらねこが残っています。
この 2 匹、じつはまだミルクしか飲めないくらいの子猫。お母さん猫のチビが先につかまってしまったため、子猫たちは置き去りにされてしまった状態です。飢えてしまう前にはやく捕まえて、親元に返してあげなくてはいけません。鳴き声から、家の軒下に居ることは分かっているので、捕まえにゆきます。

軒下に入るのにちょうどよいアイテムが!
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スケボーの長いやつです。

いざ軒下へ

アレルギー性鼻炎があるので鼻にティッシュを詰めて、右手に懐中電灯を持って、子猫のためいざ軒下に潜入します。
入ってみると軒下はくもの巣だらけ。枯れ葉や、台風で吹き込んだのか発泡スチロールの壊れたの、なんとミイラになった猫の死骸まで!

スケボーに乗って入れたのは最初の5mくらいで、その先は匍匐前進でやっと通れるくらいの小さな穴を3つくらい抜けなくてはなりませんでした。いつか山の友達と洞窟探検に入ったことを思い出しながら這いずり回り、家の構造を思い浮かべながら最後に鳴き声を聞いた辺りへ向か…おうと思ったのですが、、そう簡単にはいきませんでした。

なんと、行き止まり。猫が居るところに行けない構造になっているんです!

仕方なくUターンして軒下から這い出て、別のアプローチを探します。

こんどは屋根裏から

オーナーのまさゆきさんと相談して、こんどは屋根裏から攻めようということに。
屋根裏から入り込んだのだから、屋根裏から捕まえられるはずだ、と。ただし鳴き声は軒下から聞こえてきているので、屋根裏のすき間から軒下に落ちたはず。ということで、魚釣り用の長いたもを持ってきてすくう作戦にしました。

屋根裏へ登ってみると、確かにありました、それっぽいすき間!!外壁と内壁の間のすき間でした。
懐中電灯で照らして下を覗き込んでみると、、確かに軒下くらいのところまですき間が続いていて、なんと動き回っている子猫の頭がちらちらと見えます。よっしゃ!ついにみつけた!

と思ってたらすぐそこでにーにー鳴き声が。
なんと、もう1匹は軒下まで落ちておらず、すぐそこに居ました。
暗闇のなかで捕獲成功!!

よし、じゃあ軒下のあいつをたもで、、とおもったら網が大きすぎて入りません。網を外して棒だけにしてタオルを巻き付けて、そこに爪をたててくれれば…と、トライしましたが結局ダメ。子猫はこちらの意図など感じてくれません。1時間半ほどがんばりましたが汗だくになって一旦諦めます。違うアプローチを探そう。

やっぱり軒下から

場所的には軒下だし、子猫が隠れるようなスペースもあることが屋根裏から観察して分かったので、もう一度軒下からそこへ到達する道を探すべく再度軒下からアプローチします。さっき見落とした道があるのかもしれない。
注意深く周囲を観察しながら軒下に潜ってみると、、ついに見つけました!5センチくらいの細いすき間から子猫の姿が!!

すき間から無理矢理手を入れて、猫を驚かさないようにやさしく撫でて機嫌をとりつつ、お尻の方をつんつんつついてすき間からこちらに出てくるよう仕向けます。最初はのん気に応じていた子猫もあまりに尻をつつかれて嫌になったのか、方向転換して逃げ…かけたところですかさず手を突っ込んで身体を抑え、なんとかすき間から猫の顔を通し、尻を押し出し、やっとのことで捕獲成功!

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結局2時間半ほどかかって、やっとのことで 2 匹の子猫を救助しました。
汗まみれほこりまみれになってよかった、ついに親元に返してあげられます。

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捕まえた子猫たちは親猫のチビ&兄弟のもとへ。
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無事に親元に返すことができて良かった良かった。
猫はあと数匹どうもいるようで、獣医師さんの来られる明日の午前中までに捕まえられるかが勝負です!
明日もがんばります!

大岩根尚

About 大岩根尚

宮崎県出身。2010年に東京大学にて環境学の博士号を取得。 2011年11月から100日間、日本南極地域観測隊の一員として南極内陸部で研究するなど、 地球科学研究に取り組む。 現在は7300年前の鬼界カルデラ大噴火の爪痕が残る三島村の専門職員として、 日本ジオパーク認定に向け活動中。