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こんにちは、晋作です。

アイランダー 離島インタビューシリーズです。
今回は長崎県 対馬!

対馬は島おこし協働隊(地域おこし協力隊)をうまく活用している先進地域。
勉強もかねてインタビューさせてもらいました!

写真右側の女性は島おこし協働隊員の高田あゆみさん。

お話をしていただいたのは同じく島おこし協働隊員の吉冨諒さんと、物産流通のリーダーをされている扇徹弥さん(写真左)です!

 

対馬はこんなところ!

対馬の人口は約3万2000人。
108もの島々からなり、その中で有人島は6つ。

これだけあれば…、やっぱりありました「黒島」!
竹島、硫黄島もあるかもしれないですが、なんせ108もあれば調べるのも大変なので不明です。

ちなみに対馬の黒島は無人島ですが、某テレビ番組で、「無人島選手権」が開催されたそうです。

対馬へのアクセスは以下の通り。

  • 福岡〜対馬 飛行機 30分/フェリー4時間50分/高速船 2時間15分
  • 長崎〜対馬 飛行機 35分

「場所や名前を知らない人が多い」ことが課題だそう。

「対馬を知ってもらって、まずは来てもらいたい。
そこから移住をしてくれる人が増えていったらうれしいです。」

すごくよく分かります。
私は竹島出身と言ったら、別の竹島と間違われますから…。

 

ここが対馬のいいところ!

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なんといっても烏帽子岳展望所から見る風景が最高らしいです!

「360°見渡せる絶景をぜひ1度見に来て欲しい!」

とのこと!

食べ物は「いりやき」という郷土料理がオススメ!
もともとは具材を炒ってから作っていたという鍋料理だそうです!

対馬の観光サイトを見ると、面積の89%を占めるという山地はもちろん、海もめっちゃきれい!
リアス式海岸の風景、一度実際に見てみたいです!

 

活躍する島おこし協働隊!

冒頭でも書いた「島おこし協働隊」ですが、「地域おこし協力隊」の対馬での名称です。
都市部から人材を募集し、地域を活性化していこう!という取り組みです。

ところがこの制度、実際に活用できている自治体が少ないらしいのです。

制度を活用して人材を呼んだはいいが、受け入れ態勢が全然整っていない。
知らない地域に突然やってきて、地元の人も協力隊員もどうしていいかわからない。

結果、ただの雑用係として過ごして帰っていく。

他にもいろいろな問題が起こったりして、うまくいってない例が多いようです…。

協力隊員に問題がある場合もあるでしょうが、人材が不足している地方は本気になってこの制度を活用すべき。

三島村も完全にこの悪い例ですね。
それなら、うまくいっているところに学びましょう!

対馬の島おこし協働隊は現在 11人。
すでに任期を終えて住んでいるOBを入れると16人!

その中で団体を立ち上げた隊員が2組も!

具体的にどういった受け入れ態勢をとっているか教えてもらいました。

  • 週30時間は協働隊としての活動時間、それ以外は起業、創業、兼業のための時間
  • 募集時に活動内容や人物像を明確に提示(ミッション型)
  • 活動しやすいよう、複数人配置(少数だと新しい試みをしても孤立する確率が高い)
  • 隊員1人にたいして専門の担当者をつけている
  • 募集要項の起案者が担当者

そもそも空き家が無くて受け入れが難しいという現状もありますが、本気度が違うなと感じました。

定職に就く以外の定住希望者に対しても同じなのですが、

「三島村で何をやって生活していくの?」

という人任せな今のスタンスでは、いつまでたっても新しい雇用は増えないと思います。

「こんな人材がいて、こんなことをやってくれたら新しい雇用が生まれるんじゃないだろうか?」

ということを本気で考えて、具体的に人材を募集し、みんなでサポートしていく。

実際にやるのは簡単ではないですが、行政に任せっきりではなく、NPOとしてももちろんがんばっていきます!

インタビューと称して、がっつり勉強させていただきました!
対馬アピール少なめですみません!!
対馬にはぜひ視察に行かせてもらいたいので、よろしくお願いします。

どうもありがとうございました!

離島ブロガー晋作

About 離島ブロガー晋作

三島村の竹島に2014年4月にUターンして、妻と息子と娘の4人暮らし。 2015年4月に「NPO法人みしまですよ」を設立。 村の特産品「大名筍」のブランディングをはじめ、観光・特産品開発販売・情報発信で村を盛り上げる活動をしている。 2018年4月、竹島に20年ぶりとなる商店「竹のいえ」をオープン。