100年前の伝統を復活!バナナで作る芭蕉布!

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こんにちは、晋作です。

十島村から13時間、鹿児島市内に戻ってきました!
結局2泊しましたが、もう1泊ぐらいしたかった…。

というくらい宝島よかったですねー!

今回は宝島での素晴らしい取り組みをご紹介します!

 

発見!100年前の芭蕉布!

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芭蕉とはバナナのこと。

つまり、松尾芭蕉松尾バナナってことになるらしいです。

芭蕉布はバナナの樹の繊維を使った布。

写真はなんと、100年前の芭蕉布!

これを現代に復活させようと宝島の有志が活動しているそうです!

芭蕉布は昔の宝島をはじめ、南国では各地で見られたとか。
宝島の芭蕉布を探そう!」というところからこのプロジェクトが始まったそうです。

そして見つかった2つの芭蕉布のうち、一つが上の写真。

特別な洗い方で、縫い目を全てほどいてクリーニングしたらしいです。
触ってみると、通気性が良くて夏着たら気持ちよさそう!

現代の芭蕉布は実はもう復活できていて、なんと、

2015年 「かごしまの新特産品コンクール 鹿児島県特産品協会理事長賞」を受賞!

それがこちら!

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なんかちょっと、写真が…、すいません…。

現代風に触り心地も良くなっていました。

自分たちで布を作るって、どうやってるんでしょう!?

 

芭蕉布の作り方は!?

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まずは、バナナの樹の幹から特殊な機械で繊維を取り出します。
その機会はなんと、インドから取り寄せたそう!

そして、それを乾燥。

乾燥したら、2種類の糸を精製。
1種類は島外の工場で糸にするんだそうです。

そして、その糸で布を織る!

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その布でさっきのような帽子を作るんですね。

さらに、繊維を取り出した後のバナナの幹を無駄にしないため、手作りの紙の原料に!

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自然の恵みを無駄にせず、歴史を後世に紡ぐ、本当に素晴らしいプロジェクトです。

離島のアパレル産業を興す」という素敵な目標も。
産業だけでなく、観光資源にもしていきたい、とのことでした。

私のざっくりとした説明で物足りない方は、ぜひ現地に話を聞きに行ってください!

単に布の作り方だけでなく、この活動の背景にあるストーリーにきっと共感し、心が動かされます。

現在、この事業を本格的に産業にするため、クラウドファンディングで資金を募っています。

最後の秘境トカラ列島・宝島で、バナナ繊維の新しい産業を作る!

三島村の兄弟分、十島村でがんばる仲間の挑戦をぜひ応援してください!

GO!TOSHIMA!!

GO!MISHIMA!!

離島ブロガー晋作

About 離島ブロガー晋作

三島村の竹島に2014年4月にUターンして、妻と息子と娘の4人暮らし。 2015年4月に「NPO法人みしまですよ」を設立。 村の特産品「大名筍」のブランディングをはじめ、観光・特産品開発販売・情報発信で村を盛り上げる活動をしている。 2018年4月、竹島に20年ぶりとなる商店「竹のいえ」をオープン。