卒業生2人。離島 三島村の卒業式。

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こんにちは、晋作です。

3月15日、三島村では各島で卒業式が行われました。

どの島も人口100人前後
当然みんな顔見知り

そんな環境で行われる卒業式とはどんな様子なのか。

竹島の卒業式をレポートします。

 

島民みんなで卒業式。

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小学校、中学校合わせた児童生徒数 10人ちょっと

今年の卒業生は、中学生が2人です。
私の時は1人でした…。

5歳から竹島に住んでて、小さい頃から知っている安永朋花さん
私がUターンしてきた年に一緒に転入してきた永田美月さん

2人ともいつも笑顔で誰にでもにこにこ話しかける優しい子です。

そんな2人が竹島の学校を卒業していきます。

島民80人足らずの島なので、全員が家族のような卒業式

普通の学校の卒業生の数より、島民の人口の方が少ないですもんね。

卒業証書授与の後、式辞や祝辞が述べられ、在校生からのおくる言葉。

島の「在校生」は小学1年生から中学2年生まで。

運動会や水泳大会などの行事もいつもみんなで一緒にしてきました。

そのかわいい弟、妹分たち一人一人からメッセージが。

面倒見のいい2人のことを、みんなも好きなのが伝わってきます。

2人の目から涙が溢れてきます。

会場のみんなからも。

 

明確な夢を持っている2人。
涙をこらえて新たな決意を表明します。

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頑張ってほしいという気持ちの反面、やっぱり寂しいです。

学校も遊ぶのも一生懸命頑張ってきたのをみているからこそ、みんな涙をこらえきれませんでした。

そして、保護者からのあいさつ。

15年、長かったんでしょうか。
それともあっという間?

いろんな想いが詰まった言葉を話してくれました。

私も小さい頃から歌っていた校歌を斉唱。
いつかうちの子も歌うんですよね。

本当にいい卒業式でした。

 

島を旅立つ2人の卒業生。

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4月から高校に進学する2人のツーショット。

後ろの黒板に描かれた絵は島の先生や後輩たちが書いてくれたそう。
素敵な仲間、先生たちにも恵まれましたね。

そんな2人はどんな気持ちで島を旅立つんでしょう。
島の楽しかった思い出や、これからの抱負を話してもらいました。

 

安永朋花さん

「5歳から住んでいた竹島を離れるのはやっぱり寂しいです。
楽しい思い出がいっぱいありすぎて、挙げるのが難しいくらい。
一番は、地区の行事で大人も子供もみんなで一緒にご飯を食べたり話をしたりしたのが楽しかったです。
高校では介護士という夢に向けて勉強や部活をがんばりたいです!
あと、同級生が一気に増えるので友達をたくさん作りたい!」

永田美月さん

「2年間の竹島生活、楽しかったです!
特に、運動会や学習発表会などたくさん行事があって充実していました。
小学生と中学生、大人もみんなで一緒になって楽しめました。
介護の勉強して資格をとって、介護師になるのが夢です。
おじいちゃん、おばあちゃんが可愛くて好きだから、夢を叶えるためににがんばります!
また竹島に遊びに来たいです!」

2人とも頑張ってね。

そして、同じようにこの日に卒業を迎えた三島村の卒業生の皆さん。
卒業おめでとう!
島で過ごした時間は、他の人には真似できない貴重な体験です!

自信を持って、楽しい高校生活を送ってくださいね。

最後に。
うちの子が式の間じゅう「まんま、まんま」ってうるさくてすいませんでした…。

その息子もいつかは旅立ちます。
離島は子供にとって本当にいい環境だと思います。
そう再確認できた卒業式でした。

GO!MISHIMA!!

離島ブロガー晋作

About 離島ブロガー晋作

三島村の竹島に2014年4月にUターンして、妻と息子と娘の4人暮らし。 2015年4月に「NPO法人みしまですよ」を設立。 村の特産品「大名筍」のブランディングをはじめ、観光・特産品開発販売・情報発信で村を盛り上げる活動をしている。 2018年4月、竹島に20年ぶりとなる商店「竹のいえ」をオープン。