日本初!鹿児島移住ドラフト会議開催!!

img_6334.jpg

こんにちは、晋作です。

4月2日(土)。
日本初の面白イベント、「移住ドラフト会議」が鹿児島のジェイドガーデンパレスで行われました!

野球のドラフト会議の「移住」版!

ドラフト会議にエントリーした移住候補者を、移住者を欲している地域が指名する、「独占交渉権」争奪戦
交渉権をゲットした地域は候補者と1年間交渉することができます。

しかも候補者は猛者揃い!

これは頑張るしかない!

img_6318.jpg

主催者の鹿児島移住計画のお姉さんたちが受付です。
楽しそうなにおいがプンプンします!

 

鹿児島移住ドラフト会議、スタート!

img_6322.jpg

16時。

いよいよ、ドラフト会議が始まりました!

なんでしょう、この楽しそうなイベント。
テンションが上がります。

まずは起案者であるTen-Labの永山 由高さんがドラフト会議について説明。

なぜやるのか

そもそも、なぜこのドラフト会議が必要なのか。

今の移住にはたくさんの「不安」があります。

「移住者の不安」

  • 自分が地域でどのように評価されるのか
  • 受け入れてくれるコミュニティがあるのか

「地域の不安」

  • 移住はしてもらいたいが、具体的にどんな人にきてほしいかわからない
  • 移住希望者が見えない
  • どんな移住者がくるかわからない

そんな「移住の不安」をなくし、移住者と地域をマッチングするためのイベントです。
「パン屋をしたい!」移住者と「パン屋が欲しい!」地域を繋げよう!という試み。

そして面白いのが、この「地域」は行政が代表ではなく、民間のコミュニティ(団体)だということ。
地域のコミュニティは、独占交渉権を獲得した場合、移住希望者のサポートをします。
「家や仕事を用意します!」というのは厳しいので、移住したい場合には「サポート」を全力でする。
移住する場所にサポートしてくれるコミュニティが最初からあるというのは心強い

といっても、いきなり移住というのは難しいですよね。

1年間の交渉期間にお互いつながりを作っていき、その先に移住がある、かもしれない!

移住だけがゴールじゃなくて、離れた場所からのサポートなど、街と人の新しいかかわり方ができるかもしれません!

 

エントリー地域のトークセッション

img_6324.jpg

イベント説明の後は、各地区の代表者があいさつ。

そしてテーマごとの、ゆるくて楽しいトーク。

ドラフト会議のことを初めて聞いた時の感想は?

「永山さんがまた変なことやろうとしてるな、と思った(笑)」

そう言いながらも、これだけたくさんの人が集まるってすごい!

どんな人にきて欲しいか

「地域の弱い部分を補ってくれる人」

「仕事を一緒に作り出していける人」

「コミュニケーションを楽しめる人」

この、「どんな人」が必要か考えることがすごく大事ですね。

 

いよいよ!ドラフト会議本編開始!!

img_6327.jpg

そしてとうとう始まりました!
ドラフト会議の本編

鹿児島移住計画の安藤淳平さんが、場を和らげながら進行していきます!

まずは、各地域1位指名の候補者を記入し、発表を待ちます。

img_6326.jpg

指名した人が他の地域とかぶらなければ、交渉権獲得!

1位指名

三島村はいきなりかぶってしまい、長島町との抽選に!

結果は…!

残念!

抽選には負けましたが、次の候補者を記入し、交渉権ゲット!
会場にはいませんでしたが、コミュニケーションスキルが高いという女性!

2位指名

2位もまた抽選!

今回は…、

img_6334.jpg

見事ゲット!

IT企業で数百人の社員の管理職をしていたという超やり手の男性!

img_6347.jpg

やりましたね!

 

3位指名

またまた抽選!!
完全に指名の戦略ミス!

次は私が引きました!

やりました!
いい流れです!

先日竹島に来てくれた大学生!

img_6344.jpg

竹島で話していた時もアイデアをたくさん出してくれました!
できる子です!

4位指名

やっと抽選なし!

企画力のある男性!
会場には不在でした。
県外の人も多くエントリーしていてくれて、会場にいない人も多かったんです。

でも、実は東京にも会場があり、生中継で繋がっている候補者さんたちが!

img_6336-1.jpg

本格的!

 

山崎亮さんとお電話!

img_6337.jpg

ここでスペシャルゲストと電話でトーク!
「地域の課題を地域に住む人たちが解決する」ための取り組みをするコミュニティデザイナーの山崎亮さん。

ドラフト会議については、
「面白い。今までの一方的な移住と違い、双方で話し合えるのはいい取り組み。」

さらに、移住を成功させるために大事なことを語ってくれました。
「移住者は地域の慣習をまず知り、その中でスキルを活かせる場所を徐々に探す
地域の人に自分を知ってもらうのが大事。
地域は移住者にできること、できないことを学んで修正していく。
最初から全部を移住者に期待すると潰れてしまう。」

双方がゆっくり歩み寄っていくことが必要ですよね。

 

5位指名

そしていよいよ最後の指名。

38人エントリーされているので、指名されない人もでてきます。
緊張しますね!

5位は、なんと!

5地域で抽選!

結果は!?

交渉権を勝ち取ったのは桜島!

残念!!

そのあとの再指名でも三島村は負けてしまい、最終的に4人との交渉権を獲得。

日本初のイベント、移住ドラフト会議は大盛り上がりの中、幕を閉じました。

img_6346.jpg

行政ではなく、実際に受け入れる地域のコミュニティが主体なのは面白いし、必要なことです。

特に三島村は役場が現地にないので、移住に対する行政と住民の連携が大きな課題です。
移住ドラフト会議はそんな課題解決の糸口になると感じました。

また、楽しいイベントが話題になることで、移住に興味を持つ人も増えると思います。

第2回も期待しています!!

GO!MISHIMA!!

GO!KAGOSHIMA!!

離島ブロガー晋作

About 離島ブロガー晋作

三島村の竹島に2014年4月にUターンして、妻と息子と娘の4人暮らし。 2015年4月に「NPO法人みしまですよ」を設立。 村の特産品「大名筍」のブランディングをはじめ、観光・特産品開発販売・情報発信で村を盛り上げる活動をしている。 2018年4月、竹島に20年ぶりとなる商店「竹のいえ」をオープン。