「GO WILD」 ぜひ読んでほしい!おすすめ本。

By 2017年1月1日離島ブログ

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あけましておめでとうございます。とってもお久しぶりです、尚です。

年末に、2年前に切ってしまってた膝の靭帯の手術しまして、その直後なこともあって全然動きまわれないので、御用納めの翌日に早々と実家に帰ってきました。足の状態は日に日に良くなってきてますが、初日とかはまだトイレに行くのも面倒なくらいだったので畳の上で日向ぼっこしながら読書三昧の日々を過ごしております。

全然ごーみしまな内容じゃないんですが、すごーくいい本に出会えたのでご紹介させてください。こちらの本です。(画像くりっくで密林に飛びます)

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運動すきな人はもちろん、ちいさな子供がいるお父さんお母さん、学校の先生、医療関係者、なんかうつっぽいなーと思う人、痩せたいと思ってる人、なんとなく不健康な感じのある人、なんかイライラしてしまってる人、、などなど、本当、いろんな人に読んでほしい本です。

 

幸せになるにはどうしたらいい?

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僕たちは、全員が共通して、どう生きれば幸せになれるのだろう?ってのは思ってるだろうけどこれ、その答えを進化や神経科学や生理学の側面から光を当てたのがこの本。で、めっちゃおもしろかった!めっちゃおもしろかった!あ、二回言うてもうた。

人間は、誕生以来数百万年間ずっと自然の中で暮らし、その生活に身体(筋肉、骨格や神経系)を適応させ進化してきました。その中で人間を司どっている脳は、個体の生存確率が最大となるような行動に対してドーパミンなんかの「幸福感」を感じるような神経化学物質を分泌するように進化してきました。これは数百万年かけて、生存戦略としてこう進化してきた、そういう行動をとり続けられる人間が生き残ってきた、ということ。

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で、いまの僕たちの暮らしは全然自然の中じゃないんだけど、そうなったのはほんの100年、200年のこと。だから僕たちの体は全然この生活環境に適応しきってないのね。高血圧、糖尿病、脳卒中、肥満、虫歯、うつ、自閉症、アレルギーといった病気は現代では当たり前にあるけど、これって実は、進化によって作り上げてきた身体のデザインに反するライフスタイルや生活環境に起因した「文明による病」らしいのです。未開といわれる生活をしてる人たちの中にはこういう病気がほぼゼロなんだって。しかも彼らを都会につれてきて現代人の生活をさせればちゃんとどれかを発症する。だから遺伝とかの問題ではなく、ライフスタイルの話。生活の様式、パターンがすっかり変わっちゃったから、今まで通りにドーパミンでるような暮らしができなくなっちゃってますよ、ということでもある。

というわけで、現代の自然から離れたライフスタイルがどういう風に生理学的な悪影響を生んでいるか、逆に進化が作った身体のデザインに沿ったライフスタイルってどないやねん?僕らのこの日常生活の中で何をしたら脳はドーパミンだしてくれて、ぼくらは幸せに生きていられますかね?ってのを、食事、運動、睡眠、マインドフルネス、同族意識、バイオフィリア、そして神経系という部分に分けて解説してくれます。なんというか、これまで僕はバラバラに考えてたそれぞれの要素が全部繋がっていることが理解できて、そして人間の身体って本当にうまくできてるなあと、僕はえらく感動しました。

以下、面白いなーと思った部分、僕の解釈を加えながらいくつか抜粋します。

食事

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・脂肪をたべても太らない。むしろ脂肪には赤身にない栄養が蓄えられてるから食べろ。太るのは炭水化物の取りすぎが原因。血中に糖があると脂肪は燃えない仕組みになってる。
・清潔すぎる環境にいると免疫系が攻撃相手を探す。そして自分を攻撃するのが自己免疫疾患
・炭水化物の形で糖を大量に摂取するのはあかん
・マーガリンはあかんっぽい。摂取量 2 %増で心臓病リスク 23 %増
・体内にはものすごい数の微生物がいて、そいつらに消化を助けてもらってる部分もある。抗生物質とか保存料(殺菌剤)が入ったもの食べ過ぎると、体内の微生物を殺すことになる。そいつらが壊滅的なダメージ受けたとき、どうやったらもとに戻せるのかわからない。
・加工食品をなるべく避け、いろんな品目の食材を食べる。
・日本人は伝統的に米とかを食ってきてるけど、それでも炭水化物はよくないのかなあ??そのへんどうなんだろう?

運動

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・レイヨウを持久走的に追いかけ追いついて捕まえることが可能な体を人間は持っている。これを証明するために実践、ついにレイヨウを追い込んで捕まえた研究者がいる!(←このひとマジバカで天才だと思う。)
・運動しない生活は認知機能を低下させる
・逆に筋肉を刺激すると、脳の運動野だけでなく脳全体が活性化する(認知障害が改善する、賢くなる)レッツ筋トレ!!笑
・心血管の健康さと社会的・経済的地位には相関がある
・人間の体はいろんな運動ができるようになっている。全身の筋肉をまんべんなく使うのがよい
・ジムでの単調な運動よりも、トレランのように変化に富んだ環境で複雑な動きをする方が幸福感を感じられる

睡眠

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・ひとりではなく大勢で眠るのがよい
・眠らないと免疫低下、太りやすくなる、うつになりやすい
・眠たければ眠るのがよい
・怖い夢は危険回避のシミュレーションらしい

マインドフルネス

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・瞑想によって脳が活性化。不安、うつの減少、免疫向上
・知覚向上、精神の沈静化、長生き
・瞑想の精神状態は、変化に着目するための準備の状態。

バイオフィリア

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・自然を愛し注意を払う人間が生き延びやすかった。そういう人間の子孫の僕らは自然への愛を僕らは本質的に持っているはず
・逆に自然から切り離されると自然欠乏障害がでる
・自然に触れると、免疫強化、脳の活性化、睡眠・共感力向上、不安や攻撃性を抑える

同族意識

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・オキシトシンが分泌されると仲間への信頼感や共感・利他性が向上する。その一方で部外者への偏見や攻撃性が高まる。これは仲間を守る協力行動の表裏とみなせる。

迷走神経と自律神経

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・迷走神経:胸、心臓、消化管、生殖腺、内臓、のど、喉頭、耳、顔面筋を通る
・自律神経:体や内臓の不随意な機能をつかさどる
・これらを調節して脅威にさらされたときの対応、エネルギーのやりとりをする。獣に襲われたりなどの「脅威にさらされた状態」になったとき、筋肉により多くのエネルギーを使わせるために内臓の動きを止めたりとか。
・ストレスにより「脅威にさらされた状態」が長期化すると内臓や顔などに緊張が固定化されることがあるが、呼吸や運動、リズムによって迷走神経に働きかけ、これを通じて自律神経をコントロールし緊張状態を改善することが可能

なんか最後の方は面倒でてきとーになっちゃったけど、あとがきだったっけな、「この本を書くことで自分の人生が変わらなければ意味がない」という一言も共感できるし、こりゃすげえ考え方やな、と思った。それくらいの覚悟を持ってひとつひとつに打ち込める自分でありたい。

最後に。この本を読んで、僕はどう行動を変えるか。
・足が治ったら本格的にトレランを始めることを決めた!将来的には犬連れてトレランやりたいなあ。そのためのリハビリする。理学療法士さんにもそのこと伝えた。
・徐々に低炭水化物食にシフトしてみる。もっといろいろ食べる。
・座禅再開。胡座はかけんから椅子座禅かな。
って感じかなー。ときどき読み返したい。そのためにも、友達に勧めまくります。

みなさんもぜひこの本、読んでください!

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GO!WILD!

大岩根尚

About 大岩根尚

宮崎県出身。2010年に東京大学にて環境学の博士号を取得。 2011年11月から100日間、日本南極地域観測隊の一員として南極内陸部で研究するなど、 地球科学研究に取り組む。 現在は7300年前の鬼界カルデラ大噴火の爪痕が残る三島村の専門職員として、 日本ジオパーク認定に向け活動中。