小さな離島の卒業式と旅立ち。

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こんにちは、晋作です。

今年度もあとわずかですね。
別れと出会いの時期。

3月14日には三島村の各地区で卒業式が行われました!
小中学校合わせて生徒数10人ちょっとの学校の卒業式です。

島ならではの卒業式の様子をお届けします。

 

 

島のみんなが見守る卒業式。

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児童・生徒数の少ない三島村では、小学校と中学校が同じ校舎

竹島は全体で14人
普通の学校の1クラス分もいないですね。

そもそも島全体の人口が2クラス分ぐらいですからね。

ちなみに学校の先生は10人
用務員さんまで入れると子どもと大人がほぼ同じ人数…。

教育ではある意味恵まれた環境ですね。

卒業式は数年前に建て直された集会室という校舎で行われます。

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わたしが通ってた20年以上前から入学式も卒業式も集会室でした。
その当時は剣道の授業で床が抜けちゃうような年季の入った建物でしたが。

式には保護者はもちろん、それ以外の島の人がほとんど出席します。
60人近くいたので、出席率が人口の70%以上

みんなで卒業式を見守ります。

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今年の卒業生は、小学校3名、中学校1名

わたしも中学の卒業式は1人ボッチでした…。
出番多かったし、卒アルとかなかったですね。
1人だから、写真集みたいになっちゃいますもんね。

その分「自分のためにみんなが集まってくれてる」感は強かったですね。

まさに島全体で子どもを見守ってます。

そして、そんな環境で育った子どもたちがほんとうに立派にあいさつをしていきます。
在校生も全員が一人一人気持ちを伝えます。
これは人数が少ないからこそできること。

島ならではの素敵な卒業式でした。

 

 

島からの旅立ち。

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三島村には高校がありません
中学校を卒業したらみんな島を旅立っていきます。

今年唯一の竹島中学校卒業生は、「しおかぜ留学」という山村留学の留学生。
卒業式の翌日、フェリーで旅立っていきました。

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自分がそうだったように、島を巣立っていった子たちにとって島が心の拠り所になるといいな~と思います。

「帰る場所」があることはいいことです。

人口が減っていって、その「帰る場所」がなくなるのが嫌で今の活動をしています。

そして、島の子どもだけじゃなくて、いろんな人の「帰る場所」になって欲しい。

「帰る場所」って1つだけじゃなくてもいいと思うんです。
たくさんあったら人生楽しそうじゃないですか?

そんな想いを再確認できたお見送りでした。

 

島で生きた経験を大事にして、高校へ行ってもがんばってね!

GO!MISHIMA!!

離島ブロガー晋作

About 離島ブロガー晋作

三島村の竹島に2014年4月にUターンして、妻と息子と娘の4人暮らし。 2015年4月に「NPO法人みしまですよ」を設立。 村の特産品「大名筍」のブランディングをはじめ、観光・特産品開発販売・情報発信で村を盛り上げる活動をしている。 2018年4月、竹島に20年ぶりとなる商店「竹のいえ」をオープン。