平家一門の転覆を企てた密議が明るみになり捕らえられ、硫黄島に島流しにされた僧、俊寛。島に独り取り残され、去り行く船に取りすがるその姿が銅像として島にのこされています。俊寛は絶望し、絶食してこの世を去ったと伝えられています。平家物語に記された俊寛配流の物語は、歌舞伎や能として硫黄島で演じられています。