硫黄島の長老的存在の岩切一夫さん。島で生まれ、漁師として人生の大半を島ですごしてきた一夫さん。先人に学び、その知恵を受け継ぎ、島に寄り添って生きてきました。今では足を悪くされて漁には出られなくなってしまいましたが、いつも島の目抜き通りにある家の前にこうして座り、通りを眺めていらっしゃいます。島の移り変わりをみてきたその瞳には、何が映るのでしょうか。