こんにちは、晋作です。
4月2日(土)。
日本初の面白イベント、「移住ドラフト会議」が鹿児島のジェイドガーデンパレスで行われました!
野球のドラフト会議の「移住」版!
ドラフト会議にエントリーした移住候補者を、移住者を欲している地域が指名する、「独占交渉権」争奪戦。
交渉権をゲットした地域は候補者と1年間交渉することができます。
しかも候補者は猛者揃い!
これは頑張るしかない!
主催者の鹿児島移住計画のお姉さんたちが受付です。
楽しそうなにおいがプンプンします!
鹿児島移住ドラフト会議、スタート!
16時。
いよいよ、ドラフト会議が始まりました!
なんでしょう、この楽しそうなイベント。
テンションが上がります。
まずは起案者であるTen-Labの永山 由高さんがドラフト会議について説明。
なぜやるのか
そもそも、なぜこのドラフト会議が必要なのか。
今の移住にはたくさんの「不安」があります。
「移住者の不安」
- 自分が地域でどのように評価されるのか
- 受け入れてくれるコミュニティがあるのか
「地域の不安」
- 移住はしてもらいたいが、具体的にどんな人にきてほしいかわからない
- 移住希望者が見えない
- どんな移住者がくるかわからない
そんな「移住の不安」をなくし、移住者と地域をマッチングするためのイベントです。
「パン屋をしたい!」移住者と「パン屋が欲しい!」地域を繋げよう!という試み。
そして面白いのが、この「地域」は行政が代表ではなく、民間のコミュニティ(団体)だということ。
地域のコミュニティは、独占交渉権を獲得した場合、移住希望者のサポートをします。
「家や仕事を用意します!」というのは厳しいので、移住したい場合には「サポート」を全力でする。
移住する場所にサポートしてくれるコミュニティが最初からあるというのは心強い!
といっても、いきなり移住というのは難しいですよね。
1年間の交渉期間にお互いつながりを作っていき、その先に移住がある、かもしれない!
移住だけがゴールじゃなくて、離れた場所からのサポートなど、街と人の新しいかかわり方ができるかもしれません!
エントリー地域のトークセッション
イベント説明の後は、各地区の代表者があいさつ。
そしてテーマごとの、ゆるくて楽しいトーク。
ドラフト会議のことを初めて聞いた時の感想は?
「永山さんがまた変なことやろうとしてるな、と思った(笑)」
そう言いながらも、これだけたくさんの人が集まるってすごい!
どんな人にきて欲しいか
「地域の弱い部分を補ってくれる人」
「仕事を一緒に作り出していける人」
「コミュニケーションを楽しめる人」
この、「どんな人」が必要か考えることがすごく大事ですね。
いよいよ!ドラフト会議本編開始!!
そしてとうとう始まりました!
ドラフト会議の本編!
鹿児島移住計画の安藤淳平さんが、場を和らげながら進行していきます!
まずは、各地域1位指名の候補者を記入し、発表を待ちます。
指名した人が他の地域とかぶらなければ、交渉権獲得!
1位指名
三島村はいきなりかぶってしまい、長島町との抽選に!
結果は…!
残念!
抽選には負けましたが、次の候補者を記入し、交渉権ゲット!
会場にはいませんでしたが、コミュニケーションスキルが高いという女性!
2位指名
2位もまた抽選!
今回は…、
見事ゲット!
IT企業で数百人の社員の管理職をしていたという超やり手の男性!
やりましたね!
3位指名
またまた抽選!!
完全に指名の戦略ミス!
次は私が引きました!
やりました!
いい流れです!
先日竹島に来てくれた大学生!
竹島で話していた時もアイデアをたくさん出してくれました!
できる子です!
4位指名
やっと抽選なし!
企画力のある男性!
会場には不在でした。
県外の人も多くエントリーしていてくれて、会場にいない人も多かったんです。
でも、実は東京にも会場があり、生中継で繋がっている候補者さんたちが!
本格的!
山崎亮さんとお電話!
ここでスペシャルゲストと電話でトーク!
「地域の課題を地域に住む人たちが解決する」ための取り組みをするコミュニティデザイナーの山崎亮さん。
ドラフト会議については、
「面白い。今までの一方的な移住と違い、双方で話し合えるのはいい取り組み。」
さらに、移住を成功させるために大事なことを語ってくれました。
「移住者は地域の慣習をまず知り、その中でスキルを活かせる場所を徐々に探す。
地域の人に自分を知ってもらうのが大事。
地域は移住者にできること、できないことを学んで修正していく。
最初から全部を移住者に期待すると潰れてしまう。」
双方がゆっくり歩み寄っていくことが必要ですよね。
5位指名
そしていよいよ最後の指名。
38人エントリーされているので、指名されない人もでてきます。
緊張しますね!
5位は、なんと!
5地域で抽選!
結果は!?
交渉権を勝ち取ったのは桜島!
残念!!
そのあとの再指名でも三島村は負けてしまい、最終的に4人との交渉権を獲得。
日本初のイベント、移住ドラフト会議は大盛り上がりの中、幕を閉じました。
行政ではなく、実際に受け入れる地域のコミュニティが主体なのは面白いし、必要なことです。
特に三島村は役場が現地にないので、移住に対する行政と住民の連携が大きな課題です。
移住ドラフト会議はそんな課題解決の糸口になると感じました。
また、楽しいイベントが話題になることで、移住に興味を持つ人も増えると思います。
第2回も期待しています!!
GO!MISHIMA!!
GO!KAGOSHIMA!!