こんにちは、晋作です。

一時人口50人まで減った竹島、じわじわと回復し、55人に!
1割増えました!
学校の人数も昨年の9人から11人へ。
友達は多いほうがいいですね。

そんな竹島の学校で、新たな取り組みがスタートしました。
「世界」と繋がる、ワクワクするプロジェクトを紹介します。

竹島×なかよし学園プロジェクト

世界とつながる取り組みを進めるおふたりが、竹島に来てくださいました。
それが「なかよし学園プロジェクト」の中村さんご夫婦です。

なかよし学園プロジェクトとは?

中村さんたちが取り組んでいる「なかよし学園プロジェクト」。
世界各国で、防災・医療・平和などに関する教育支援を行っています。

現在、カンボジア、ネパール、ミャンマー、東ティモール、シリア、ルワンダ、ウガンダ、コンゴ民主共和国、南スーダンの9か国で活動中。
海外だけでなく、日本の子どもたちに向けた教育活動にも力を入れています。

そのどちらもが別々ではなく、「日本」と「海外」をつなげる取り組みになっているのが、とても面白いところ。
今回、そのつながりのひとつとして、「竹島」と「世界」を結ぶために来てくれました。

相手が喜んでくれたら、それは全部正解!

「世界とつながるために、新しいことをする必要はありません。今あるものでつながりましょう」

そう話してくれた中村さんたちに、まずは島の自然や文化、産業について案内しました。

そして学校では、世界の現実を伝えてくれる授業が行われました。

温暖化で水没した道を何時間もかけて移動し、命の危険にさらされた話。
突然戦争が始まり、日常が一変した話。
遠い世界の話のようでいて、そこには自分たちと同じ「人」が暮らしています。

「どうすれば課題を解決できるのか?自分たちに何ができるのか?」

その問いに正解はありません。
だからこそ、自分で「考える力」が必要だと中村さんは語ります。
そしてこうも言ってくれました。

「相手が喜んでくれたら、それは全部正解なんですよ。」

竹島から世界へ届けるもの

なかよし学園プロジェクトの魅力は、ただ「教える」だけではなく、実際に「つないで」くれること。

今回、竹島の子どもたちも手がけた特産品やおもちゃ――

  • はまぎ餃子
  • 筍の水煮パック
  • 竹で作ったけん玉

これらを、ルワンダの子どもたちに届けてくれることになりました!

ルワンダには食材はあっても調理法の幅が限られていたり、竹があっても日本とは違う使い方をされていたりするそうです。
竹島から届けたものが、新たな使い方や美味しさの発見につながるかもしれません。
そして何より、「おいしい!」「楽しい!」という素直な反応が、うれしい。

そんな姿を見ることで、遠いはずの国や地域が、一気に自分ごととして感じられるようになります。

自分たちの島の価値に気づく瞬間

自分たちがつくった特産品やおもちゃが、遠く離れた国の子どもたちに届き、どんな反応が返ってくるのか。
その姿を見たとき、きっと自分の島の価値に気づけるのだと思います。
そしてそこから、「自分たちに何ができるか、何をしたいか」を考えるきっかけになるはずです。

そんな大きなチャンスをくれた中村さんたちに、心から感謝しています。

なかよし学園プロジェクトを応援!

この取り組みをさらに広げていくため、なかよし学園プロジェクトでは認定NPO法人化を目指して、正会員を募集中とのこと。
活動に共感した!という方は、ぜひチェックしてみてください。

応援はこちらから!

ルワンダから戻ってきた中村さんたちが、また竹島に来てくれるのが今から楽しみです。
お待ちしています!

GO! Rwanda!!

Author しんさく

2014年4月、三島村竹島にUターン。 翌年、「NPO法人みしまですよ」を設立し、特産品「大名筍」の生産・商品開発・販売をはじめ、島の学校と協働する「ハマギプロジェクト」や、島暮らしを体験し住民と交流しながら人手不足を補う「村おこしボランティア」の受け入れ、情報発信などに取り組む。 2018年には食料・日用雑貨品を扱う、島に20年ぶりの商店「竹のいえ」をオープン。 2019〜2023年に三島村議会議員を務め、2024年には商店に併設する宿泊施設を開業。

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