硫黄島
IOU Island孔雀闊歩し、活火山のエネルギーあふれる、平家ゆかりの歴史薫る島
三つの島の真ん中に位置し、白煙噴く硫黄岳を抱く硫黄島は、火山のエネルギーに満ち、自然の雄々しさを感じさせる島です。霧島火山帯に沿って噴出した海底火山の一つである硫黄島は、鬼界カルデラの中央火口丘に当たり、絶え間なく湧出する様々な温泉により七色に染まった海岸線が神秘的な趣です。野趣あふれる海岸の露天風呂も火山からの贈り物。島を闊歩する野生化した孔雀の姿も、生命力にあふれています。
竹島
Bamboo Islandなだらかな丘陵地に放牧牛遊ぶ、竹の島。
その名のとおり島全体をリュウキュウチク(大名竹)に覆われた、起伏の少ない平坦な島です。黒土の畑のほとんどには牧草が植えられ、緩やかな丘陵地に広がる一面の放牧場には、黒牛がのどかに草を食んでいます。海岸のほとんどが絶壁で、島を囲む海は透明度の高いマリンブルー。のぞき込むと極彩色の熱帯魚が群れ泳ぐ姿が見られ、釣りはもちろんのこと絶好のダイビングスポットが広がります。
黒島
Kuroshima Island多彩な動植物と豊かな漁場を育む緑深い森の島
村で最大のこの島には大里、片泊という二つの集落があります。他の二島に比べ島全体に森林が多く、動植物も豊富で、様々な渡り鳥や昆虫など、多彩な自然の姿が見られる島です。森林からわき出る清水は海岸の断崖で滝となり、白滝の美観を見せています。離れ瀬の多い島周辺には、絶好のフィッシングポイントが散在し、とくに塩手鼻、赤鼻などはイシダイのメッカと言われ、島内外から釣りマニアが訪れています。
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三島村ジオパーク 公式ロゴ

三島村について
三島村は薩摩半島南端の長崎鼻から南南西約40kmの位置にある竹島・硫黄島、坊ノ岬から南西約50kmの位置にある黒島の三島及び無人の新硫黄島や数個の岩礁から成り立っており、九州南端から南西にのびる南西諸島の最北部に位置している。
竹島と硫黄島及び周辺の岩礁は中新期琉球火山脈に属する大型カルデラで、六千三百年前に大噴火した鬼界カルデラの北西縁にあたる陸上部分をなしている。
黒島は宇治群島や草垣群島などと共に旧期琉球火山岩帯に属している。