こんにちは、晋作です。

台風の影響で、1週間以上フェリーが欠航…。

今日、久しぶりの出航です。

食料がヤバかった…。

 

遅くなりましたが、6月の議会報告。

最初の記事は、わたしの一般質問について。

台風にも関係する内容です。

(※一般質問:議員から行政に投げかける質問)

 

 

 

竹島に今 必要な施設は何??

今回の議会では、3つの質問をしました。

本記事はその1つ目の ”辺地総合整備計画” について。

 

以前の議会で発言したことの続きです。

その時の記事がこちら。

【令和2年 第4回三島村議会】三島村議会は改革が必要!

 

この制度をざっっくり説明すると、“住民の不便さを解消する制度”

 

今までの議会での流れは

  • (行政)5ヵ年計画を立てる
  • (わたし)住民の声聞いて計画してほしい
  • (行政)聞かずに計画
  • (わたし)なんで聞かないの?
  • (行政)変更してほしいという声があれば対応する

 

で、今回。

 

計画を変更して欲しいことについて、竹島の住民向けにアンケートを行いました。

 

内容は、

  • 竹島にガソリンスタンドは必要か
    (硫黄島・黒島は建設が決まっていて、竹島は再検討)
  • 避難所 兼 保育所を建設すべきではないか
    (避難所が少なく、昨年フェリーで島外避難・保育所が危険かつ狭い)

 

対象は

  • 竹島の成人住民 47名中35名

 

アンケート結果はこちら!

 

 

・ガソリンスタンドは必要だと思うか

もともと、ガソリンスタンド協議会の中で行った住民アンケートでも反対意見は多く建設前提で進むことに違和感が大きくありました。

竹島はその中でも反対が多かったので「再検討」となりました。

なのに、辺地総合整備計画に組み込まれてるのはおかしい…

ということで、協議会から議会に至るまで、何度も質疑を投げかけています。

そして住民の声があれば変更可能、との答弁を受けてのアンケート調査

 

結果としては、反対多数

  • たくさんの税金を使って建てるほど不便を感じていない
  • 他のことに予算を使って欲しい
  • 環境問題を考えると今作るべきではない

といった意見がありました。

 

賛成した人は

  • 女性や高齢者にとっては給油が大変

といった意見でした。

 

わたしが問題だと思うのは、本質が協議されていないこと。

賛成する人の意見も大事です。

ですが、給油の大変さを解消するためなら、他にも方法はあるはず。

課題とその解決に関する協議が十分にされず、「ガソリンスタンドを作る」ことが目的となって進んでいると感じます。

先のことも考えて、視野を広げて協議をしていきたいです。

 

それよりも必要だと思うのは、避難所

昨年の台風で、ほとんどの島民がフェリーに乗って島外避難しました。

竹島では残った10数人が安全に避難できる施設がほとんどなく、危険な思いをしました。

さらに、未就学児が安全に通える保育所もなく、数年前から課題となっています。

そこで、次の質問。

 

 

避難所 兼 保育所が必要だと思うか

避難所は必要だが、災害時以外の活用法も必要。

ならば、普段保育所として使い、緊急時には避難できる施設が良いのでは?

 

結果は、

避難所が必要だと思う人が 100%。

ほとんどの人が保育所も必要との回答。

他の世代も使える施設も欲しいという人が全体の半数いました。

 

では、どんな施設があったらよいか。

その回答内容がこちら。

飲食スペースや図書館が多かったですね。

飲食スペースは避難時にも使え、いろんな世代が交流できるように。

図書館は、休みの日に子どもたちが勉強したり、調べ物したりする場所がないので。

 

また大きな台風が来て、島外避難もできなかったら?

そう考えると本当に怖いので、避難所作って欲しい!

 

 

 

議会の意義は?

「住民の声があれば計画変更の対応をする」

という答弁をもらい、

「ガソリンスタンドいらないから、避難所兼保育所つくってください」

という結果を提示しました。

そこで、これから具体的にどうやって対応をするのか質問しました。

 

それに対して、ガソリンスタンド建設の “経緯” がつらつらと語られました。

今までの “経緯” ではなく、これからの “対応” について教えてくれと、再度質問。

 

結果、ガソリンスタンドに関して、具体的な対応はなし

 

そもそも

「住民の声があれば対応します」

という答弁ですが、議員は住民の代表なわけです。

議会という公式な場での発言は、住民の声を代弁してるということ。

 

以前も、

「1人の意見じゃ決められないから、島の人に話を聞いてみる」

という発言が議会内でありました。

おかしな発言ですよね。

 

住民の代表として議論する場が議会

もちろん、議員の発言が完全に住民全員の意向と一致するわけじゃありません

だからこそ、選挙が大事

議会内での議論も大事です。

しかし、今回のように実際に住民の声を提示しても、対応しない。

議論らしい議論もされない。

議会を軽視してると感じます。

 

避難所 兼 保育所に関しては担当課長から前向きな答弁をしてもらいました。

計画に組み込んで、具体的に進めていって欲しいです。

 

今回の件に限らず、議会で要望したことがなかなか対応されないことはよくあります。

すぐに対応できないことも、たくさんありますしね。

なので、今後の議会でも議論を続けていきたいと思います。

 

GO !MISHIMA!!

離島ブロガー晋作

About 離島ブロガー晋作

三島村の竹島に2014年4月にUターンして、妻と息子と娘の4人暮らし。 2015年4月に「NPO法人みしまですよ」を設立。 村の特産品「大名筍」のブランディングをはじめ、観光・特産品開発販売・情報発信で村を盛り上げる活動をしている。 2018年4月、竹島に20年ぶりとなる商店「竹のいえ」をオープン。