霧島ジオパークの方々を硫黄島にご案内したら喜ばれすぎてヤバい

By 2015年7月24日離島ブログ

またまた今日は硫黄島に来ています。

今回は、10月に行われるジオパーク全国大会前のキャラバンということで、霧島ジオパークの中村さん・石川さんと、日本にジオパークという仕組みを持ち込んだ張本人の岩松先生をご案内。せっかくなので8月の現地審査の対策にしてしまおうと、モデルコースを体験していただきました!

まずはいつもの船内レクチャ。普通は30分くらいで話してしまうのですが、今回の方々はやはり興味がもともとある方々なため質問が出まくり。今日は1時間半ほどもかかってしまいました!興味持って下さる方々にお話するは本当に楽しい!

そしてまずは竹島とご対面。

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昨日ご紹介した竹島BLUEの港に感激していただきます。

 

竹島を出て20分。硫黄島とご対面です。

 

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「こんな島みたことない」「人が住んでるとは思えない」「迫力スゴいね」等、上陸前から嬉しいコメントたっくさん!!天気はイマイチですが、これは今回も期待できます…!

そして硫黄島に上陸。赤い海、ジャンベの歓迎をいただき早速「ここは一体どこだ」状態。

カルデラ壁ジオサイトへご案内!

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ガツンと陥没したカルデラの縁に立っていただき、カルデラ感をたっぷりとご堪能いただきます。

岬橋、恋人岬を経て訪れたのは大浦。

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ここではアカホヤ噴火の地層がどどーんと大迫力で見えております。

下から順に、軽石・溶結した火砕流・溶結してない火砕流。海もきれー!!

 

続いて平家城へと向かいます。

 

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今日も変色海水絶好調!

初めて見るパターンの濁り方。やっぱりここは来る度に違う景色を楽しませてくれます。

地球、生きとるー!

この後は俊寛堂を経て必殺・東温泉!!

こないだの大雨以来、温泉の湧出量が異常に増えてて、温泉の滝や新たな湯だまりが出現してます。野湯感アップで皆さん大はしゃぎ!!僕も大はしゃぎ!!

そのため写真取り忘れたのでいつもの写真を、どーん!と貼ってごまかします。

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のど渇いたのを我慢しつつ最後に博物館でのジオラマやタッチパネル式の地形図をくるくる回してツアーは終了。硫黄島をご堪能いただきました!

 

明日は漁船で海から硫黄島&昭和硫黄島を攻め、竹島に渡ります。

さてさて明日もたのしみです!

大岩根尚

About 大岩根尚

宮崎生まれ。大学時代から地質学・海洋地質学を専攻し、2010年に東京大学にて環境学の博士号を取得。卒業後は国立極地研究所に就職し、南極観測隊として南極の調査に参加。2013年10月より三島村の地球科学研究専門職員に転身し、村のジオパーク認定に尽力した。2017年4月より三島村の硫黄島に移住し会社を設立。教育、人材育成にもフィールドを広げ活動中。