数十年に1度の大災害。3つの離島の助け合い。

いざ、黒島へ。

 

こんにちは、晋作です。

台風15号、各地に被害を及ぼしたようですが、皆さんの地域は大丈夫でしたか??

三島村は竹島・硫黄島・黒島の3島があり、黒島は大里・片泊の2地区があります。

その片泊という地区が、住民の記憶にないくらいの大きな被害を被りました。

そこで、力持ちの漁師 日高太くんの発案で、一泊ですが竹島から復旧作業を手伝いに行きました。

硫黄島の人が元々行くということだったので、竹島からは定員の関係で3人参加。

硫黄島で合流して、黒島へ舵を取ります。

船酔いに耐えて、黒島へ…。

 
 
 

着いて最初の作業は…?

 

黒島、大里港に着くと、前日から黒島入りしている役場の職員と早速港で作業開始。

土嚢を250個程作りました。

そしてその後、片泊へ。

途中の道では大きな木が根元から倒れてました。


 
 
 

想像以上の被害。

 

片泊に到着すると、窓ガラスが破損した車が何台も。

 

瓦や石が飛んできて玄関や壁に穴が空いてる家もありました。

さらには、ブロック塀がなぎ倒されている家もありました。

 

今回の主な目的は屋根の補修。

雨が降っても大丈夫なように応急処置をしました。

まず、瓦がほとんど飛んでしまってる家を補修。

 

大工さんが来るまでの処置ということで、ブルーシートを土嚢で固定。

  
屋根の上からは全壊した倉庫や、応急処置もできないほど被害を受けた家も見えました。

 
 

もう少し遠くを見ると、港の堤防が…! 

ありえないくらいずれてます。

被害の大きさを再認識しながら次の家へ。

次の家は、他の家の屋根らしきものが刺さってました。

 

刺さっていたのは1つだけでなく、もう1つ。 

家の中から見ると、貫通して床にまで到達しています。

これもみんなで撤去。

こういった作業を何軒もこなしていきました。

そして、日が暮れてきたので今日の作業は終わり。

  
ひとまずは雨風を防げるようにできました。

ただ、水・ガスは復旧したものの、電気は一部の公共施設しか復旧していません。

まだまだ不便な生活が続くと思います。

今回の災害で不幸中の幸いだったのは、怪我人が出なかったことです。

復旧作業中には多少怪我した人がでちゃいましたが…。

普段島同士が離れていて交流の機会が少ない三島村ですが、こういった時に各島の住民、行政が力を合わせて助け合えるのは素晴らしいことです。

早く元の生活に戻れるよう、引き続きみんなで協力していきます。

離島ブロガー晋作

About 離島ブロガー晋作

三島村の竹島に2014年4月にUターンして、妻と息子と娘の4人暮らし。 2015年4月に「NPO法人みしまですよ」を設立。 村の特産品「大名筍」のブランディングをはじめ、観光・特産品開発販売・情報発信で村を盛り上げる活動をしている。 2018年4月、竹島に20年ぶりとなる商店「竹のいえ」をオープン。