竹島のネコを「さくらねこ」へ!

こんにちは、晋作です。

増えすぎた竹島のネコちゃん達の問題を解決するシリーズも第5弾になりました。

いよいよ手術です。

「ネコ」のため、「島の環境」のための不妊手術。

不妊手術をしたネコ「さくらねこ」になるまでの様子をお伝えします!
 
 
 

まずは、会場設営!

昨日黒島の復旧作業に行っていた私は、みしまⅡという船で朝早くに竹島に帰島。

手術するのは体育館。

エアコンが必要ということで、管理人室を使用します。

狭い部屋のため、中の机やテレビなどを全て外へ。

作業は大岩根さんを含む4人で行いました。

何もなくなった部屋をキレイに掃除!

その後、床と壁にブルーシートを貼り。なかなかテープで固定できず、苦戦しました。

なのに…!

 

エアコンがつかない!!

先日の雷でヤラレタようです…。

どうぶつ基金の方に連絡を取り、急遽体育館のホールに変更。

 

エアコンの代わりに扇風機を設置。

真っ黒になってたので、キレイにしてまらいました。

 

会場設営が終わり、お昼に「どうぶつ基金」の皆さんが来島されました!
 

昼食はフェリーの中で済ませたということで、着いてそのまま体育館に直行してくれました!

お疲れなのにありがたいです!

 
 
 

いよいよ手術!

手術するために机や機材などを配置し、朝礼をして、手術が始まりました!

写真は手術待ちのネコちゃん達。

今日は20匹。赤ちゃんのいるネコと、暴れるくん達を優先的に連れてきました。

最初に、「安定剤」を打ちます。

大人しくなったところに「麻酔」、「抗生剤」。

手術だけでなく、「ワクチン接種」や「ノミ駆除」までしてくれました!

麻酔で動かなくなったネコちゃん達。

ネコの判別や、どこまで処置したかがわかるように「チェックシート」をネコの右前足に付けます。

目が全開なので、後ろからの写真にしときました…。

お次は、手術しやすいように毛をカット。

メスはお腹をバリカンで。

オスはタマタマの毛をむしります!

うちの母親がなぜか熟練の手つきで嬉しそうにむしってました…。

そして、ここで耳を「さくら」の形にカット。私は主にこの作業を担当しました。

ハサミでカットし、出血を抑えるため切断面に焼きを入れます。なかなかハードな作業です。

でも、後々の事を考えると大事な工程です。

その後、不妊手術。

2名の獣医さんが手際良く施術していってくれます。

年間1万匹くらいの手術をされている、凄腕の獣医さんだそうです。

ネコの殺処分数は年々減ってきていますが、それでも昨年で10万匹。

手術に対しては賛否両論あると思いますが、殺処分されるネコを減らす事に大きく貢献していることは間違いないと思います。

手術後は、全ての処置がされているかチェック。

そして、水分補給まで。

どうぶつ基金さんは本当にネコちゃんたちの事を考えて、しっかりした体勢をとられてると感じました。

あとは、元気になるまで様子を見て、元の場所に戻すだけです!
 
 
 

こんな小さな命も。

実は、捕獲したあとカゴの中で産まれた子がいたんです!

目も開いてない小さな小さな子猫ちゃん。

母猫が回復するまではミルクをあげます。

世話が必要なネコは分担して連れて帰りました。

そして、残った手術待ちのネコちゃん達の世話、捕獲器の設置。

あと、手術したネコが嘔吐などをするので、しばらくしてから数人で様子を見に行きました。

明日は1日手術。

ネコにとっても、島にとってもいい未来のために、皆で明日もがんばります!!

追記。

どうぶつ基金さんが作ってくれた「竹島のさくらねこ」のムービーが素敵です!

コチラのFacebookページで見られます!
https://www.facebook.com/doubutukikin

離島ブロガー晋作

About 離島ブロガー晋作

三島村の竹島に2014年4月にUターンして、妻と息子と娘の4人暮らし。 2015年4月に「NPO法人みしまですよ」を設立。 村の特産品「大名筍」のブランディングをはじめ、観光・特産品開発販売・情報発信で村を盛り上げる活動をしている。 2018年4月、竹島に20年ぶりとなる商店「竹のいえ」をオープン。