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こんばんは、尚です。
先日、「鹿児島移住計画」のキックオフイベントに参加してきましたので今日はそのことについてご報告。

「鹿児島移住計画」というのは、「移住計画」シリーズの鹿児島版のとりくみのこと。
京都から始まって、札幌、福岡などなど、東京から各地へ移住「した人」と「したい人」が交流し、仕事や家などの具体的な支援や、情報交換イベントを含めて、移住のサポートを行っています。

福岡移住計画

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例えば福岡移住計画はこんな感じの団体。
「Iターンの実際の移住者と、その移住者をサポートした同士によって、福岡移住することで何が起きるのか?という、生の体験と、実験を下敷きにしながら、福岡の可能性を広げるための、さまざまなプロジェクトを実験的に生み出していくため、人×人、人×企業を結びつけ、活動している民間の任意団体です。」

おしゃれ。

実は、この福岡移住計画の須賀大介さんが知り合いの知り合いということで、RIZE UP KEYAにおじゃましたのが今年の4月のこと。上の写真、前列中央が僕です。
…嘘です。ごめんなさい。

僕は三島村役場の「定住促進課」に所属していて、村に移住者をあつめてくるのがメインの仕事。ジオパークの活動も、村としてはそこを目的としています。で、トライアルステイやコワーキングスペースなど、素敵なとりくみをしている須賀さんとこに、お勉強に行ってきたのでした。

その須賀さんが今回、鹿児島移住計画のキックオフイベントのゲストスピーカーとして来られるとのことだったので、それならばぜひ!ということで参加を決定したのでした。

イベント開始。

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イベント会場は鹿児島中央駅前のオサレな下堂園茶舗。

今回のイベントを仕切ってた安藤さんもジオ関係のイベントで知り合っていたのですが、goodneighbors jumboreeのR不動産ブースにて再会してわっしょい。何か引かれている感じがする、、ということで鹿児島移住計画のイベントに参加したのでした。

須賀さんの基調講演を聞きながら学んだことをちょっとだけ。

・「衣食住」ならぬ「居職住」を作るという考え方。
住む場所や仕事を作る、というのは移住を考える上で当然必要だけども、「居場所があること=コミュニティに属すこと」によって、生活の中での具体的な助けや安心感がふくらむ。移住した後に定着できるかどうかは、コミュニティ、周囲とうまくやってゆけるかという観点がとても大事。

・受け入れるコミュニティのあり方について。
これはグループに分かれて行ったワークショップとも関連するのでちょっとそこに触れます。
ワークショップは、
1人でできること、
5人でできること、
30人でできること、
をそれぞれ書いてゆきましょう、というものでした。
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まず自分に何ができるか、ということで散々あたまをひねって、いかに自分が何も出来ないかというのを痛感した後に、じゃあ5人では、30人では、、、と話し合うと、当然ながら1人より5人、5人より30人と、できることが圧倒的に膨らみます。何でも出来る気がしてくる!楽しい!!

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で、受け入れるコミュニティが、って話は僕に抜けてた視点でした。
実際ぼくは島への移住を勧める側に居ながら鹿児島市内に住んでいて、現地に居る訳ではないのでまあそうかなという気はするけど、受け入れる地元が移住者を本当にウェルカムだと思っているかどうか、ってのがけっこう重要。コミュニティって結局個人の集合だから、移住者本人に対して、自分のウェルカム感を伝える具体的な行動として自分に何ができるか?ってのをきちんと考えなきゃなー、と。そういう個人の思考の総体が、移住者をウェルカム感を出して受け入れる雰囲気になってくるんだろうなと、想像したのでした。

このイベントを通して何名か初対面の方と話ができたのですが、みな移住経験のあるメンバー。これをきっかけに定期的に集まったり意見交換したりしながら、鹿児島移住計画をひとつのコミュニティとして育ててることにコミットできたら、何か面白いことになりそうだなと思ったのでした。

というわけで、「鹿児島移住計画」キックオフは明るいエネルギーのある素敵なイベントでした。次回開催が楽しみです!

Author 大岩根尚

宮崎生まれ。大学時代から地質学・海洋地質学を専攻し、2010年に東京大学にて環境学の博士号を取得。卒業後は国立極地研究所に就職し、南極観測隊として南極の調査に参加。2013年10月より三島村の地球科学研究専門職員に転身し、村のジオパーク認定に尽力した。2017年4月より三島村の硫黄島に移住し会社を設立。教育、人材育成にもフィールドを広げ活動中。

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