こんにちは、晋作です。
大型の台風23号が珍しい進路で北海道のほうに向かっていますね。
普段台風がこない地域だと被害も出やすいので、無事に通り過ぎて欲しいです。
その影響か、こちらのほうも波が高くなるようです。
竹島には漁船が何艘かあり、いつもは波がきにくい「船溜まり」に停泊しています。
ただ、風の向きや波の高さによっては船溜まりに停めていても、波で船が破損してしまうことが…。
また、長期で不在の場合にはいつ時化(しけ)るかわからないので、海に浮かべておくのは危険です!
そんなとき、どうするか。
そんなときは、船を陸に上げます。
今回はその様子を紹介します!
船を陸へ!
みなさん漁船を乗せる台車をそれぞれ持っています。
台車だけで、1ヶ月生活できるくらいのお値段…。
竹島港には船を上げ下げするための、「斜路」(陸から海への斜めの道) があります。
まずは、台車をワイヤーで繋いで、斜路から海の中へ。
ワイヤーを引っ張るのはこの機械。
今年設置された「ウインチ」で、台車を引っ張ったり、海にゆっくり下ろしたりします。
それまでは大きな車を使ったりして大変でした!
ウインチからでたワイヤーは滑車を通します。
滑車の数は船の大きさによって1つだったり2つだったり。
台車が海の中に浸かったら、船を運転してちょうどいい位置にもってきます。
陸に上げたもう1艘の船です。
やったことないですけど、この台車のちょうどいい位置に船をもってくるのが難しそう。
船が斜めになっていたり、しっかり台車に乗っていなかったりすると、最悪台車から落ちてしまうことも。
船が台車に乗れば、後はウインチで引っ張るだけ!
これは昨日潜りに連れて行ってくれた竹井さんの船。
こっちは日高太さんの船です。
下から船を見ることってあんまりないですけど、なかなか迫力がありますね。
ところで、船の数え方知ってますか?
隻? 艘?
この記事書くときに分からなくて調べたんですけど、
隻・艘・艇・艦、
珍しい数え方だと、
杯・葉・本…
など、たくさんあるそうです。
大型だと「隻」、
中型・小型が「艘」、
ボート・ヨットなどが「艇」、
軍艦・巡洋艦などが「艦」。
ですけど、厳密な区分はなく、小型でも「隻」といったりするらしいです。
近々また鹿児島市内へ行くので、早く海が凪になりますように!