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こんばんは。片泊の幸一です。

黒島を歩き回っていると,あちこちに見られるひときわ目をひく植物があります。
大きな緑の葉で時には赤い実をならせています。
見たことのない植物で興味を引かれました。

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植物図鑑を参照するとまた,植物の素人としての問題に出会いました。
この植物はどうやら月桃かクマタケランのようですがどちらか判別がつきません。
いろいろ調べた結果,花の付き方によって見分けられるようで,花がまっすぐ上がってくるのが月桃,斜めに上がってくるのがクマタケランだと分かりました。

そうこうしている間に黒島関連のインターネット記事を読みあさっていると三島村の竹島にも月桃が自生していることがわかりました。
さては黒島のこの植物も月桃だろうとあたりをつけていました。
やがて花期(こちらでは5月下旬からです。)がやってきて,やはり,月桃であるということがわかりました。

この月桃という植物,非常に人間の役に立つ植物のようです。
強い殺菌作用と抗酸化作用を持ち,古来,おにぎりやお餅の包みとして使われてきました。
またお刺身の敷き葉としても用いられるようです。
さらにはその高い抗酸化作用が注目され,美容液として加工もされているようです。

黒島では友達から海の恵みをいただくことがあります。
この日はトコブシとオジサンを貰いましたので自分でさばいてみました。

さらに盛ると今一つ,物足りません。
そういえば私の家の前にも月桃が生えていたのを思い出し,早速とってきて敷いてみました。

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どうですか?
なかなかのもんでしょう。
さしみがひきたっておいしそうに見えます。

月桃に対する情熱がふつふつと沸いてきました。
月桃の美容液づくりにも挑戦してみたいと思います。

大岩根尚

Author 大岩根尚

宮崎生まれ。大学時代から地質学・海洋地質学を専攻し、2010年に東京大学にて環境学の博士号を取得。卒業後は国立極地研究所に就職し、南極観測隊として南極の調査に参加。2013年10月より三島村の地球科学研究専門職員に転身し、村のジオパーク認定に尽力した。2017年4月より三島村の硫黄島に移住し会社を設立。教育、人材育成にもフィールドを広げ活動中。

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