こんにちは、晋作です。
ここ3日間くらい、里帰りしてきたみんなと夏満喫してます。
素潜り、BBQ、プール、素潜り、流れ星鑑賞、素潜り、花火、スイカ割り!
毎日のように魚も獲りに行ってます。
でも真面目なこともやりました!
三島村には非常に珍しい「ラン」があります。
三島村にしかない3つの「ラン」探し!末次先生来島。
その研究をされている末次先生と、大岩根博士が14日~16日に来島!
今回は
「根っこ」
の調査。
光合成をしない珍しいランは、地中の「菌糸」から栄養を奪って成長するんですって。
で、竹島のランがどんな菌糸に寄生するのかを調査!
その調査に同行してきました!
ヤツシロランの根っこを求めて!
筍オフシーズンの竹林は草が伸び放題。
草をかきわけて竹林の中へ。
竹林の中は意外と快適。
草もないし、ちょっと涼しい。
ヤツシロランの花は枯れてなくなってるので、4月につけていた目印を頼りに根っこを探します。
落ち葉のすぐ下にもありましたが、地中部分も探します。
日ごろ鍛えた筋肉を活かして、土を掘る大岩根博士。
竹の根がはびこる竹林はスコップ一杯分の土を掘るだけでも大変!
どれだけ大変かというと、この通り!
全体重をかけても持ち上がりません!
笑顔過ぎて大変さが伝わりませんけど…。
最初見つかったのはこの芋みたいな部分。
ここから細い根っこがでて、栄養を奪うそうです。
そして、この芋に栄養を蓄えるんですって。
でも、この芋からは細い根っこがでていない…。
大岩根博士が地中を探していると、
「お!なんかありましたよ!」
と、根っこを発見。
それを見て末次先生
「すっごい!!」
すごいらしいっす!
たぶん末次先生と会わなければ一生気にかけることはなかったでしょう。
だってただの根っこにしか見えませんもんね!
このすっごいのはトカラヤツシロランの根っこ。
これですね。
続いてタケシマヤツシロラン。
これが一番個体数が少ないらしいです。
根っこがコチラ。
そしてヌカヅキヤツシロラン。
根っこ。
教えてもらっても見分けが難しい。
末次先生はすぐ見つけていきます。
さすが!
実はこの間竹林の害虫調査のとき、私、ランを発見したんです!
これ!
「新種発見したかも!!シンサクランだ!」
って思ったんですけど、「ユウレイラン」っていうランだそうで…。
残念ながら新種じゃなかった…。
短期間しか咲かず、あまり見ることができないのでユウレイなんですって。
まあまあ珍しいみたい。
根っこはこれ。
丸いつぶつぶがついてる細長いやつですね。
このランたちが寄生して養分を奪っている菌糸、実はすっごく大きな生物とのこと。
1個体が数百メートルにもなるとか。
この菌糸にもいろんな種類があって、ランによって寄生する菌糸が違うので、その調査だそうです。
絶滅危惧種の植物発見!
調査するなかで、なんと!
絶滅危惧種の植物を発見!
花が咲いてるんですが、上の写真でどこにあるかわかります?
わかったらすごい。
アップしてみます。
見えました?
3本くらい咲いてますよー!
では、見てみましょう!
絶滅危惧種の「タカクマソウ」!
なかなかきれい!
光合成しないヤツシロランは茶色で、しかも今回は根っこだったので、
「地味だな~。」
ってずっと言ってたら
「これはきれいですよ!」
と末次先生。
根っこばっかり見た後だったから余計きれいに見えました!
地味地味言ってすいませんでした!
珍しい植物もある三島村。
ぜひ遊びに来てください!
GO!MISHIMA!!