こんにちは、晋作です。
歴代3位の長寿台風、幸い三島村は大きな被害はありませんでした。
ですが、被害が出た地域も多いようです。
1日も早く復旧しますように。
少し前の話になりますが、奈良大学から三島村に楽しい人達がやってきました。
それは、奈良大学のみなさん。
藤本先生率いる、通称「島流しゼミ」。
山間部と離島(沿岸部)、それぞれに行って自分で課題を見つけるそうです。
食料は現地調達。
米と酒だけを持ってやってきた若者たちの運命は…!?
島流しの洗礼。船酔い…!
まずはフェリーみしまに乗船。
わたしもたまたま同じ船。
船内でもゼミの発表。
ところが、この日の船は揺れる揺れる。
数名はダウン。
それでもなんとか竹島上陸!
藤本先生(右)はさすがに余裕。
学生の皆さんは船でお疲れ気味。
ご飯は確保できるのか!?
自給自足の島生活!
米しか持ってきていないので、お昼ご飯はなし!
お客さんという感覚もあるので、心配でしたが、
「1食くらい抜いても大丈夫!」
と藤本先生。
まー、そりゃそうだ。
わたしは食べましたがね…。
地域の手伝いをしながら島の昔の話を聞いたりしたい、ということでまずは学校へ。
そして、食料調達へ。
まずは、海。
泳いで魚を獲りに行きました!
波があったので、獲れるか心配…。
しかも、初めて潜って簡単に獲れるほど簡単ではありません。
わたしもお手伝いしてなんとか数匹ゲット!
衝撃の食材も海で収穫してました…。
先生以外は魚をさばくのも初体験!
魚を獲ったら次は、筍採りへ。
時期は過ぎてますが、なんとか20本くらい確保!
それと、野菜のおすそ分けももらいました。
「あたりまえ」って思ってるけど、「あたりまえ」じゃない。
獲ってきた食材で作った晩御飯。
食べながら今日感じたことを一人ずつ発表していきます。
それに対して先生がコメント。
「この先生の授業受けたいな~」
と思う話がたくさん聞けました。
その一つは、
「常識を捨てろ」
ということ。
今回魚を獲って、さばいて、調理して、やっと晩御飯にありつけました。
いつもの常識なら、スーパーや飲食店でお金を払えばその場で手に入ります。
でもそれって、竹島では「あたりまえ」じゃない。
ありきたりかもしれませんが、食べ物のありがたみも頭じゃなく、感覚で感じることができると思うんです。
島の人だって、ネットショップや電話注文すれば物資が届くのが「あたりまえ」と思っています。
でも、災害で船がこなくなったら?
今の「あたりまえ」は崩壊します。
また、昔のヨーロッパでは、具合が悪くなると「血を抜く」のが「あたりまえ」だったそうな。
具合が悪くなって血を抜いて
よくならないので医者の診察で血を抜いて
神のお告げ?で血を抜いて
出血多量で死ぬこともあったそうです。
今では考えられないですが、そのころは誰もそれを疑わなかったんですよね。
「常識」や「あたりまえ」と思っていることを本当にそうなのか、自分で考えてみることって大事だと思います。
大事なことが見えたり、新しい発見があったりすると思うので!
と思いつつ、さっそく今までのあたりまえに縛られてる自分が!
この食材はきつかった!
巨大ヤドカリ!
よく考えたらエビとかカニとあんまり変わらない気もしますが…。
食べちゃうの!?
一口でパクッ!
とはいきませんでしたが、何人かでちょっとずつ食べました。
わたしも足を1本だけ…。
カニみたいな味でしたね…。
でも、もう食べたくない(笑)
硫黄島、黒島へ!
竹島でそんな1泊2日を過ごし、みなさんは硫黄島へ。
硫黄島では大岩根博士が案内。
硫黄島では主に貝を食べて過ごしてたそうです。
なぜか一部では大岩根博士がヤドカリばっかり食べさせてたという噂が(笑)
そして黒島へも。
黒島ではうなぎを食べられたみたいです!
帰りの船から手を振る学生さんたちはすごく元気でたくましく感じました。
帰れるから元気になったのかも(笑)
でもきっと、「島流しゼミ」のみなさんは非日常を体験できたのではないでしょうか。
自分の知識や経験、感覚の幅が広がったと思います。
そんな時間が過ごせるのも離島のいいところ。
また来てくれるのをお待ちしています!
GO!MISHIMA!!