こんにちは、晋作です。
3月の議会報告に引き続き、6月分も報告します!
6月は15,16日の2日間。
まずは、3月議会からやり取りしている一般質問から。
一般質問とは
議会の議案は、基本的に行政が用意したものについて審議します。
(議員からもできる)
一般質問は、議員から行政に質問できる貴重な機会。
住民の声や、地域の困りごとなどを直接ぶつけられます。
一般質問の回数、内容は選挙の時に選ぶ判断材料の1つになると思います。
三島村でもする人としない人の差が大きいです。
議員だよりを見るとき、それも意識してもらうといいですね。
旅費の経費削減
三島村は旅費が実費精算じゃないので、差額が発生しています。
旅費の差額、どれくらい発生しているか教えて
と質問したのが3月議会。
それに対して、
差額はない
との答弁。
納得いかず、第2ラウンドとなったのが6月議会。
そもそも領収書なしって大丈夫なの?
ということで、 “会計検査院” への問い合わせをしました。
回答としては
条例で定められていれば問題ない。今、国がそこを変えようとしているところ
なんですって。
三島村の条例を調べ、一般質問。
「差額がない」という答弁に関しては誤りがあったと謝罪してくれました。
ごめんね。
そして結果として、4月からすでに対応をしてくれていました!
実費精算にしてガチガチに削るわけじゃないですが、必要以上の大きな差額はなくなります。
締め付けすぎると事務作業も増えますし、パフォーマンスが落ちてしまっては本末転倒。
全体から見ると大きな削減ではないですが、無駄を省いて村のために有効活用してほしいです。
村の非正規雇用職員の雇用環境
令和元年度までの制度、嘱託職員の待遇についての質問。
問題は雇用規程の内容より不利な条件で契約している人がいたこと。
3月議会の答弁では、
契約書に明記してあるので問題ない
とのことでしたが、こちらも今回第2ラウンド。
雇用の問題を抱えたときに相談するのは、“労働基準監督署” ですよね。
でも、それは民間の場合。
地方公務員は “人事委員会” がその役目をはたします。
ところが、両方に問い合わせたところ “嘱託職員” はどちらの管轄なのかはっきりしないんです…。
いただいた回答としては、
一般的には規程より不利な条件を契約書に記載しても有効ではない
とのこと。
これは民間でももちろん同じ。
だって規程の意味がなくなりますからね。
ただ、今回一般質問した件がアウトかというと、そうでもないらしい…。
状況によっては、契約書の方が不利な条件でも問題ない。1件ずつ話を聞いて判断
ということみたいです。
働く人の利益を守ること
そもそも、今回言いたかったこの本質は
ルールを守ってない!
ではなく、
村で働く人の利益が守られてないのでは?
ということ。
条例、規程とかってすごい量なので、すべてを把握するのは厳しい。
仕事でもなければ見る人はほとんどいないでしょう。
なので、誰かが「おかしい」と気づいたときに誠実に対応することが大事だと思います。
おかしさに気づける仕組みも必要。
行政側は、今できる対応を考えて実行してくれました。
古くなった嘱託職員から新しい会計年度任用職員への規則の整備・変更と配布。
あと、予算がつき次第、村のホームページに条例や規程などを載せてくれるとのことでした。
掲載するだけなら予算いらないと思うのですが…、今リニューアル中みたいで。
おかしさに気付きやすい環境づくり、そしてそれをきちんと議会で訴えること。
そうやって少しでも住みやすい村になるようにしたいです。
住民と行政の信頼関係
今回、行政の対応がすごく早かったです。
議会ではありませんが、先日竹島である要望が上がりました。
今年度からの変更で、船の欠航時に日曜日に郵便が配達されない(竹島だけ)ということがあって…。
次の船は火曜日になるので、生ものがあったりすると辛い。
日曜日も今まで通り配達してほしい、という要望に対して、翌日には対応してくれました。
すべてに対応するのはもちろん難しいです。
が、「なんとかしよう」という姿勢を見せてくれるだけで信頼感があがります。
「やってみたけど、無理でした」でもいいので、「検討します」に逃げないでほしい。
検討するなら時期や方法など具体的に提示してほしい。
また、住民も無理難題を要望しないことも大事。
お金は湧いて出てくるわけじゃないので、優先順位を考えて要望しないと対応できません。
そうすることで行政と住民の信頼関係ができ、住みやすい村に一歩近づくと思います。
そこに橋を架ける仕事が議員の役目の1つじゃないでしょうか。
(ブログにいろいろ書くから、行政とわたしの信頼関係は築きにくいですけど…)
固定概念にとらわれず、今の立場でできることを1つ1つやっていきます。
GO!MISHIMA!!