こんにちは、滋賀県出身の大学生です。

ECOFFという村おこしボランティアに参加してさつま竹島にやってきました。私は、山陰で寒い鳥取県の大学に通っているので南の島にやってくることがとても楽しみでした。過去に竹島へ訪れたボランティアの方のブログを見ると温かくて洗濯物がすぐに乾いたと書いていたので、服を少なく持って行ったのですが、ボランティア期間中ずっと天気が悪く乾かないのでピンチです。町に住んでいるとコインランドリーがあって洗濯物を乾かすことができるのですが、さつま竹島にはそういった設備がないので不便です。ですが、竹島に来て6日ほどたちますが不便さは乾燥機しか感じていないです。生活に必要なものは、世話人の晋作さんの家が経営している「竹のいえ」や島外からの生活協同組合で購入できますし、テレビやWi-Fi環境も充実しています(竹島の生活が充実しすぎていてテレビやYouTubeを見る時間はなかったですが)。昼は、子供たちと体育館でバスケットボールや、海でサップと釣りをしたり、夜は、島民の方と宿泊先にあるダーツを楽しんだりと最高の一日を毎日過ごしています。今回は、そんな最高な一日を過ごしている中で気づいた竹島の現状と、竹島に来た理由を書きたいと思います。

 離島に来た理由は、離島が好きで前から興味をもっていたからです。私は、海がない滋賀県に住んでいたので、海が近くにある生活に興味があるというのと、田舎が好きなので、離島という環境は憧れの場所です。来年から始まるゼミ活動では、離島に住む人の生活や考え方、郷土愛を勉強し、少子高齢化社会で離島の人々が今後どう生活していくべきか考えたいと思っています。それを考えるにあたって少しでも経験と知識をつけたいと思い離島のボランティアに参加しました。

 また、数ある離島の中から竹島を選んだ理由は、ゼミでの担当の先生が、さつま竹島が所在する三島村をお勧めしてくださっていたので竹島に興味を持っていたのと、宿泊場所も提供で、いろいろな地域から来る仲間と意見を交流できるので行くしかないと思ったためです。
 さて、離島好きが最高な一日を過ごしている竹島では、さまざまな現状が見えてきました。それは、さまざまな場所で人手不足が起こっているということです。例えば、船から降ろされる荷物を運ぶのは業者の方ではなく島民の方々です。私たちも何度か船の発着を見てきたのですが、島内の小中学生も手伝いながらコンテナから荷物を下ろしていました。荷物の中は、生活協同組合で購入した野菜などの生活必需品、島内の生徒の教材が入っているので、誰かが荷物を運搬するというのはとても大切なことです。ですので、運搬をする島民の予定が合わなくなった場合、その予定を動かしてでも運搬作業を行うことがあるらしいです。 島内で出るゴミも、ごみ収集業者が回収してくださるわけではないので、島内で班分けをし、軽トラックで運んで焼却しているようです。島内に住む高齢者は、軽トラックを運転できず、その軽トラックもマニュアルの免許がいるので、ゴミの回収ができる人も限られているのです。

 こういった、日々の生活での人手不足が起こっているほかにも、教育の面でも人手不足が起こっています。さつま竹島には島で唯一の保育園があり、そこでは島で唯一の保育士さんが、島で唯一の園児を保育してくださっています。保育士さんが島に来たのもつい最近のできごとで、小さい子供がいるのにも関わらず、保育園はずっと閉業していたようです。島に保育園がなく小さい子供を預けることが出来ないのは、島に移住を考えている若者や、今後、子供を育てて島で生活をしたいという家族には大きな弊害になるかもしれません。島に、若い人々が移住しないことは、島の存続にも関わることでもあります。運搬作業やゴミ捨ての人手不足も深刻ですが、保育士といった特別な資格がいる仕事は、さらに深刻な問題だと感じました。

 明日は、島内の老人会の方々と畑作業をするため、また新しい島の課題を感じると思います。滞在時間が折り返しを過ぎ、帰る日が迫っているので、島の魅力や課題をさらに発見し、島の未来を少しでも良くできるように生活したいと思います。

しんさく

Author しんさく

三島村の竹島に2014年4月にUターンして、妻と息子と娘の4人暮らし。 2015年4月に「NPO法人みしまですよ」を設立。 村の特産品「大名筍」のブランディングをはじめ、観光・特産品開発販売・情報発信で村を盛り上げる活動をしている。 2018年4月、竹島に20年ぶりとなる商店「竹のいえ」をオープン。 2019年~2023年 三島村議会議員 2024年 「竹のいえ」の新事業としてお店の隣に宿をオープン。

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