新鮮な筍を届けたい! 鮮度保持研修 in 東京 part1

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こんにちは、晋作です。

11日から東京に来てます。
人の多さに気分が悪くなりそうです。
楽しんでいますが、ちゃんと研修をしています。筍を急速冷凍!

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東京についてすぐやってきたのは、「急速冷凍機」のテストルーム。
あらかじめ送っておいた筍でテストをしました。

試したのは3機種。
磁場・電磁波を利用した「プロトン凍結機」。(上の写真)

氷点下以下の温度に冷やしたアルコールで凍結させる「アルコール凍結機」。

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全方位から冷気を当てて凍結する「3Dフリーザー」。

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まずは仕組みやそれぞれの違いなどを教えてもらいました。

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そして実際に凍結。

3機種に対して、

  • 皮を付けたままのもの
  • 皮をむいた生のもの
  • 皮をむいて茹でたもの

という3つのパターンで凍結テスト。

筍に針を刺し、中心の温度がわかるようにして凍結開始。

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10分ほどで凍結しました。

 

凍結したものはコチラ!!

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上から皮のまま、皮をむいたもの、茹でたもの、そして家庭用冷凍庫で凍結し、数ヶ月保存したもの。
保管期間の差があるにしろ、急速冷凍機で凍結したものはかなりきれい!

普通に凍結すると、細胞が破壊されて旨みが逃げたりして状態が悪くなるそう。
筍も、冷凍すると縦に「筋」が入ります。
それが急速冷凍には見られない!

そして、それぞれを茹でて解凍し、実食!

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家庭用のものも茹でると見た目もよくなり、味もばっちり。

急速冷凍したものは…、
時期が過ぎているのでエグミはありましたが、歯ごたえがしっかり残ってる!
より採りたての筍に近い状態でした!

機種による違いは見たり食べたりした範囲では見受けられませんでした。

今回は凍結してすぐ解凍したので、このまま数ヶ月保管した後どうなるか、引き続き検討することに。

検証途中ではありますが、流通に時間がかかってしまう離島には必要な機器だと感じました。
開発できる特産品の幅も広がるし、魚などの食材を島内で保管しておくのにも使えます。
船が出なかったり天気が悪くて魚を獲れなかったりすることもあるので、活用する場面は多い!

導入している離島も多いので、三島村にも導入できるようにしていきたいです!

GO!MISIHMA!!

離島ブロガー晋作

About 離島ブロガー晋作

三島村の竹島に2014年4月にUターンして、妻と息子と娘の4人暮らし。 2015年4月に「NPO法人みしまですよ」を設立。 村の特産品「大名筍」のブランディングをはじめ、観光・特産品開発販売・情報発信で村を盛り上げる活動をしている。 2018年4月、竹島に20年ぶりとなる商店「竹のいえ」をオープン。