お金が預けられない、引き出せない!! 離島の事件簿。

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お詫び)
わたしの文章がきっかけで元職員と、島民の印象を悪くしてしまいました。
誤解を招く書き方をしてしまい申し訳ありませんでした。
「郵便局の仕事を任せるのは厳しそうという声を役場に訴えていた。」
という内容がその一番の原因かと思います。
元職員に関しては、わたしの想像以上に労働環境が悪かったようですし、奮闘していたようです。物事の一面だけを見た書き方をしてしまいました。
島民から役場への訴えは、その背景に触れずに書いてしまったため、悪印象になる表現になってしまいました。
本来わたしが伝えたかったのは、こうなることがわかってて対応していない運営体制に問題があるという点です。
なぜなら、彼がケガや病気になってしまっても同じ状況になってたからです。
そもそも、「補助者が2名以上必要」という簡易郵便局の最低条件を満たしていません。
よくあるご質問 - 1人でも受託できますか?

今回、彼のおかげでこの問題を大きく取り上げてもらうことができました。
島内の雇用条件、運営体制が改善するきっかけになって欲しいです。
そして今後、自分自身の言動に気を付けていきます。
申し訳ありませんでした。

 

 

こんにちは、晋作です。

今、竹島ではちょっとした事件が起きています。

いや、ちょっとではないですね。

島民は不便な生活を強いられています。

 

その事件とは…、

 

郵便局が閉鎖!?

 

というとちょっとオーバーですが、今週はずっと閉まっていて、来週から月曜・火曜日だけ営業

島で金融機関はここだけなので、貯金の入出金もできない…。
船に乗るとき現金がなかったら切符も買えません。

これは住民としてだいぶ困った事態です。

 

 

なんでこんなことに!?

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2017年7月10日、竹島の郵便局は「鹿児島中央郵便局の分室」から「簡易郵便局」に。

分室は直営ですが、簡易郵便局は日本郵便から委託された事業所。

分室の時は本土から正職員が赴任してきていました。

簡易郵便局では、役場が業務を受託
働くのは役場の嘱託職員

その職員が…、実家に帰ったまま島に戻ってきませんでした…。

黒島の職員さんが代理で数日きてくれましたが、ずっとというわけにはもちろんいかず。
冒頭に書いたように、しばらくは週に2日だけ営業することに。

なぜこんなことになったんでしょう。

個人的に原因だと思ったのは3つ。

 

1.いきなり辞めた職員

一番大きいのはやはりこれでしょうね。

「実家に帰ります」

と言ったきり、帰ってきませんでした。
電話は解約。

社会人としてこれは…、ねぇ?

「もしかしてなにか事故にあったんじゃないか?」

と心配もかけますしね。

事故ではなく、安否確認はできたようなのでよかったですが。

 

2.郵政民営化による地方のサービス低下

山崎家は大ダメージを受けたので、そもそも個人的に大迷惑だった民営化

それは置いておいても、大した効果なし
もともと黒字の事業でしたからね。

と、「池上彰の学べるニュース」でも言ってました。

民営化で不採算になりやすい地方局の数が減りサービスは低下

よく話題になる年賀状のノルマ問題も民営化してからひどくなりました。

 

簡易郵便局になるときの説明会では、

「住民の皆さんにとっては今までとお変わりありません」

って言ってたんですけどね。
お変わりありました。

その一例。

送った荷物が指定した日時に届かず、問い合わせ。
簡易郵便局では問い合わせ番号を登録できないらしく、荷物の行方がわからない
直営の郵便局に着いた時点で登録するんですって。
結局見つかったものの、予定よりだいぶ遅れて配達。

あと、高額の収入印紙を購入するのに1週間かかる…。
契約書に必要で買いに行ったら、毎回申請が必要とのこと。
頻度は低いですけど、急ぎの契約書とかあったら困ります。

元職員が不慣れ+作業が煩雑化で、待ち時間もかなり長時間
島でお客さん少ないのに。

などなど。
働く方としては

  • 今までより面倒な作業
  • なのに前任者より安い給料
  • 昼休みもない(という契約だったらしい)

とあまりいい環境ではなかったようですね。

 

3.役場の対応

彼を雇っていたのは役場ですから、もちろん責任はあります。

でもここで言いたいのは、今回の件に至るまでの対応

元職員は簡易郵便局になる数ヶ月前から島に移住してきました。

そこでの生活態度を見る限り、郵便局の仕事を任せるのは厳しそうでした。

他に金融機関ないから、島の人の経済状況まる見えですからね。
しっかりした人じゃないと不安です。

そういった声が何度も役場には伝えられていたんです。

しかし、

「注意しとくから」

という対応だけ。
注意しただけでよくなるんだったら人材育成とか必要ないわ!

しかもその状況で、確保している職員はいなくなった彼一人

休もうと思っても休めません。(土日は休みだけど、それじゃ本土に用事があっても行けない)

黒島から応援がきて、やっと休日が取れたのが今回のタイミング。

地元の声にちゃんと耳を傾けたり、労働環境を整えたりすれば、防げた可能性もあると思います。

これは役場の郵便局担当の責任じゃなく、上の立場の人たちの問題ですね。

今回だけでなく、同じようなケースは今まで何度かありましたから。

代役が必要な仕事なのに、1人しか確保できず数ヶ月放置。
休みたくても休めない。

嘱託職員なのに備品なども自腹購入との情報も。

ちなみに郵便配達も人がいなくて地域おこし協力隊がずっとやってます。

 

といっても島内で探すのは難しいし、移住者も多いわけじゃない
代役で十分な給与を払えるわけではない。
難しいですね。
ですが、同じことを繰り返さず、改善していってもらいたいものです。

例えば、移住のときに移住者・地元の人間がもっと知り合える時間を設けることも必要ではないかと思います。
お互いにとって幸せな移住になるように。

 

というわけで、竹島の人の支払いが遅れても、大目に見てください!

GO!MISHIMA!!

離島ブロガー晋作

About 離島ブロガー晋作

三島村の竹島に2014年4月にUターンして、妻と息子と娘の4人暮らし。 2015年4月に「NPO法人みしまですよ」を設立。 村の特産品「大名筍」のブランディングをはじめ、観光・特産品開発販売・情報発信で村を盛り上げる活動をしている。 収入源の確保が急務。