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黒島で宮井紀行さんのライブが行われました。

宮井さんと言えば第一工業大学在学中に結成したバンド「なまず」で鹿児島で一世を風靡しました。1998年に活動を開始し,オリジナル曲をせっせと書き上げ鹿児島の繁華街「天文館」で毎週土曜日22:30からストリートライブをスタート。最初は二人のお客さんの前からスタート…あれよあれよと言う間に,地元の高校生の間で口コミが広がり「なまず」のストリートライブの黒山の人だかりが地元マスコミの注目を集め出しました。が,あまりにも人が集まりすぎるため(一説には1,000人を動員したとか)警察より演奏中止命令が…。 鹿児島で数々の伝説を残しつつ,それから3年後 2001年「明日をのせて」でメジャーでビューを果たしました。数年の東京での活動の後,バンドを解散,相方の倉田氏は現在は現在は某超有名テレビプロデューサーのアシスタントをしながら音楽活動を続けているとのこと。宮井さんは拠点を鹿児島に移して,自分の音楽を追及し始めました。

最近の活動をご紹介しますとお馴染みなのはKKBで土曜日9時半から放送している「ぷらナビ」のオープニングナンバー「鹿児島ラプソティ」は宮井さんが歌っています。鹿児島人にはたまらない歌詞です。また鹿児島人ではない人には鹿児島の楽しさが伝わるような歌詞です。1番をご紹介します。

フェリーに乗り込んで桜島眺めてみんな並んで笑って過ごそう

次の週末君は何してるかな?電話の声が少し疲れてたから。

今朝のテレビ占いによると君の週末は「外に出れば何か良いことが起こる」って

路面電車に乗って「シロクマ」でも食べて映画でもみて二人で過ごそう。

ちなみにこの曲「復興記念 紀ちゃんライブin黒島」でも歌ってくれたのですが,歌詞を変えてくれました。

「フェリーみしまに乗り込んで,ビンゲの唐揚げでも食べて,塩手鼻でもみて笑って過ごそう。」

黒島人にとってはたまらない歌詞でございます。

あとの活動はMBCラジオ「ミュージックエクスプレス」で火曜日の担当をしています。毎週火曜日21:30~24:00に放送中!

◆今年,鹿児島ご当地アイドル「サザン☆クロス」に”しろくま♡ランデブー”楽曲提供!

◆2015年には「第一工業大学」イメージソングに宮井さんの曲『上昇気流』が決定しました!

◆2015/4~MBCテレビ
「ニューズナウ」のエンディング曲に『維新前進~鹿児島ユナイテッドFC応援歌~』
(鹿児島ユナイテッドFC応援歌)決定!

◆2013/4~”原田学園鹿児島医療技術専門学校”のCMソングに「せーのっ!」決定!!!

こちらはユーチューブで見れますよ。

せーのっ

鹿児島医療技術専門学校 TV-CM 「行き交う専門士」篇

https://www.youtube.com/watch?v=ou2HwQKkxNo

これでもごく一部でございます。この他にも日本中で年間に30回ほどライブをされています。特にすごいのはそのうち何回かは鹿児島の離島でライブをしていることです。そして島をテーマにした曲も作られています。

私が宮井さんのライブに行くのは三島カップヨットレースから2回目ですが,今回は非常に幸運なことに宮井さんに密着することができました。島でのライブはスタッフなどいようはずもなく,みんな島民の手作りです。私は午後1時頃会場であるふれあいセンターに到着しました。会場の準備をしていると宮井さんが到着。誰かセッティングを手伝ってほしいということだったので,昔,PAの仕事をやっていた友達を何度か手伝ったことがあった私はずうずうしくもお手伝いさせていただくことにしました。

宮井さんは黒島ではのりちゃんと呼ばれています。島民一人一人の名前を憶えていて,出会う人,出会う人に優しく声をかけます。みんなと友達のように接します。私は横でみていて,名前の売れたシンガーなのに腰が低くて優しい人だなと思いました。

セッティングが終わるとPAの調整&リハーサルが始まりました。私も微力ながらお手伝いいたしました。宮井さんは妥協しません。調整&リハーサルは3時間にも及びました。最後の方は主催者側がもうそれくらいにしたらと止めに入るほどでした。リハーサルを僕もずっと聞いていた訳ですが,その中で特に心に染みた曲がありました。それは「幸せ行の島のバス」です。いくつかフレーズをご紹介します。

「本日ご乗車頂いた 南の島のこのバスはあなたをあなたをすてきな場所に運びます。幸せ行きの島のバス」

「都会の暮らしでは毎日 バタバタとお急ぎでしょうが,ほんの束の間この時間だけは私とゆっくり行きませんか。」

「生まれたときからこの島で今まで育った私です。島には何にもないけれど,何もないところが好きなんです。」

「島には何にもないけれど,何もないところが好きなんです。」このフレーズが現在,島在住歴7ヶ月の私の心にもぐっときました。私は黒島が大好きです。黒島に来てから,日本には物が多すぎる。そしてそれが帰って人々の幸せのじゃまをしていると感じるようになりました。私もコンビニで買い食いが出来なくなったおかげで,(黒島にはコンビニ0,商店1)7ヶ月で8Kgやせました。まあ,それはどうでもいいことなのですが。私のようにダイエットに失敗しつつげている方!黒島おすすめですよ!話がそれました。「幸せ行きの島のバス 」はユーチューブでプロモーションビデオを見ることができます。

幸せ行きの島のバス / 宮井紀行-MIAYI BAND-

ライブは7時から始まりました。歌に,トークにとにかくすごい盛り上がりでした。宮井さんのサービス精神がすごい。一部を紹介すると宮井さんが今日はメンバーを連れてきました。と言って何か始めました。最初にギターの弦とボディを叩いてパーカッションのような音をだします。宮井さんがボタンを押すとその音が録音されてループ演奏されました。そこで宮井さんが「パーカッション のり~」とメンバー紹介をしてくれました。会場からどっと笑いが起こります。次にシェイカ―も同じ要領で「シェイカ― のり~」との紹介。また会場から笑いが。そして宮井さんのギターとボーカルが入るとまさにバンドさながらの演奏でした。曲はベイビーベイビーという曲でした。

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終盤は何度もアンコールがかかり,終わりの曲は「あしたよなぁ」という曲でした。「あしたよなぁ」とは黒島の言葉で「また明日会いましょう」という意味だそうです。黒島は人口が少なく,みんなが家族のように助け合って生きています。3日会わないと「なご会わんかったが。(長い間,会いませんでしたね。)」と言われたりしてそれがまたうれしかったりします。

「あしたよなぁ」

遠くから手を振る 見慣れたあの立姿

穏やかな笑顔で 「おかえり」と手招きする

優しく笑いかける あなたのその横顔は

去年よりまた少し,シワが増えたように見えた

こんな僕にも肩書ができて なかなか帰ってこれないけど

それでも この島のことを あなたのことを

いつの日も忘れたことなどありません。

あしたよなぁ あしたよなぁ

こんな僕を迎えてほしい。

あしたよなぁ あしたよなぁ

あの日と同じ優しい目で。

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後ろの方に座って聞いていたおばあちゃんたちも肩を組んで体をゆらしていました。僕も何年か後に島を離れることになったら,きっとこんな気持ちになるんだろうな。さて宮井さん,われらののりちゃんが大挑戦をします。鹿児島市民文化ホール第2。1000人入る会場で単独ライブをします。どうかみなさん!のりちゃんを応援してあげてください。チケット3000円!安いです。後悔はさせません!鹿児島市民文化ホール第2が満席になることを祈っています。詳細は下をご覧ください。

ちなみに今回は熱が入り長文になって申し訳ありません。次回は「宮井さん独占インタビュー」をお送りします。今回,楽しんでいただけた方は次回も楽しみにしていてください。宮井さんの魅力満載の記事を発信します。

◆2016.11.26(土)鹿児島LIVE
宮井紀行弾き語りワンマンライブ2016
『明日の開拓者』

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2016年11月26日(土)
会場:鹿児島市民文化ホール第2
時間:開場:18:30/開演:19:00
前売券:¥3,000(税込) ※整理番号付
当日券:¥3,500(税込) ※整理番号付
[ 学割 ] 当日入り口にて身分証提示で¥1,000キャッシュバック
(※小学生~大学生/幼児は保護者同伴で無料)
◇全席自由
◇問合わせ
Studio381:099-250-6239
SRファクトリー:099-227-0337
【プレイガイド】
◆ローソンチケット ( Lコード:83950 )
◆チケットぴあ ( Pコード:300-637 )
◆イープラス
◆SRプレイガイド
◇主催:Studio381

下は記念写真と見送りの様子

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“あ~~~した~~~よなぁ~~~~~!!!”

長谷川幸一

About 長谷川幸一

鹿児島県出身。鹿児島大学理学部物理学科卒。学生時代,理系の学生でありながらもボランティアや学生運動など多様な活動をする。卒業後,キリスト教の宣教師を2年間務め,アメリカに1年留学。その後,学習塾の講師やコンピューターの会社に勤めた後,鹿児島県の教員になる。現在,三島村立片泊小・中学校で教鞭をとっている。専らの関心は子どもが夢中になる理科の教授法の開発。