船が入港するのに欠かせない仕事!

 
こんにちは、晋作です。

今回は竹島になくてはならない仕事の一つ、「荷役」の作業を紹介してみます!

簡単に言うと、村営船「みしま」が竹島に来た時、島側で受け入れる作業です。

まず、「タラップ」という移動式の階段を準備しておきます。船に乗り降りするための通路ですね。

そして、船が堤防に近づくと、船員さんがロープをミサイルみたいに飛ばしてきます。

たまに腰をやるのがこの時の作業。

   
ロープを一生懸命引っ張って、堤防の「ビット」にかけます。

   

ちなみに、写真の茶色のやつがビットですが、名前がわからなかったので今調べました。

潮の流れが速い時などは引っ張ってもなかなかこないので、運動不足もあって息切れしますね。夏はしょっちゅう泳いでるんですけどね〜?

ともかく、通常は4本、時化ていれば5〜6本のロープで船を堤防に固定します。

そして、船の下の方にある小さい出入口から、郵便やちょっとした荷物を受け渡しします。

この辺りの作業は状況によって前後しますが、タラップを船に接続し、「ランプウェイ」が降りてくるのを待ちます。  

 
ランプウェイは車が出入りするための通路です。

まさに三島村の生命船!

  
ちょっと写真撮るタイミング遅くて荷物が少ないですが、この「コンテナ」の中に鹿児島本土からの物資が詰まってます!

本土からくる便が大体2日に1回。

台風などで欠航が続くと物資が不足して大変なので、台風前などは食料を多めに用意しておかないと、飢えます。

この中の荷物を外に出すと、港に下りてきた島民が自分の荷物を持って帰ります。

つまり、荷物は玄関渡しじゃないんです!郵便だけは家まで届けてくれますが、それ以外は港に行くか、誰かに頼む必要があります。

  
今日はこんなお客さんも。

  
写真加工してる時、久しぶりに頭の中で流れました。「ドナドナ」。

この牛は 売られてゆ〜く〜、わけではなく、島の畜産農家の方に買われてやってきました!

子牛を産んでもらう為に大事に育てるんです!

肉にならなくてよかったね!

フォークリフトでコンテナや大きな荷物を運ぶのも荷役の仕事です。

現荷役組合員のうち、私だけは免許持ってないので乗れないですが…。

一ヶ月のお給料は!?

  
フォークリフトに乗れない代わりに、会計の仕事をしています!

ゆうちょの口座に毎月振り込まれる「荷役料」を引き出して、計算して分配します。

気になる金額なんですが、船に載った「荷物の量」によって増減するんです。

なので、月によって全然違うんですが、1人あたり大体、月1〜2万くらいです。

5万以上の時もありますし、1万円ないときもあります。

ほぼ毎日出勤の割には安いですけど、誰かがしないといけない、大事な仕事です!

最後に。

フェリー「みしま」が出港するときは手を振ってお見送りしてますから、三島村に来た時はぜひ手を振ってください!

  

Author しんさく

三島村の竹島に2014年4月にUターンして、妻と息子と娘の4人暮らし。 2015年4月に「NPO法人みしまですよ」を設立。 村の特産品「大名筍」のブランディングをはじめ、観光・特産品開発販売・情報発信で村を盛り上げる活動をしている。 2018年4月、竹島に20年ぶりとなる商店「竹のいえ」をオープン。 2019年~2023年 三島村議会議員 2024年 「竹のいえ」の新事業としてお店の隣に宿をオープン。

More posts by しんさく