三島村鬼界カルデラジオパーク認定記念。三島村に暮らす人々にお話をお聞きしました。
お一人目は、硫黄島でガイドをされている徳田和良さん。
島で育ち、島で暮らして60年あまり。
三島村への思いを聞きました。
三島村の3つの良いところ
1. 硫黄岳
硫黄岳あっての硫黄島です。
小さい頃は、両親が鉱山で働いていたので良く訪れていました。
硫黄岳があったから生きてこれた、という実感です。
感謝の気持ちですね。
2. 海の色
自然と一体となって生きている、という感じがすごくする島です。
海の色が毎日ちがうことも、「ここで生きている」という実感がわきます。
3. 安徳天皇
安徳天皇が実際にこの地にきたのかどうか、それはわかりません。
でも、この島の成り立ちの中心にあって、それがずうっと続いているのは事実です。
安徳天皇からの系譜の一族もおりました。
でも徐々に語り残せる人が少なくなってきました。
だからこそ、伝えていきたいと思っています。
お気に入りの場所
硫黄岳です。今は入山規制があったりするので残念ですが、一度は登って欲しいです。
鉱山の最後の10年を働いたのですが、びっくりするような景色が毎日広がっていたのを覚えています。
島らしい島は、もう数少ない。
三島村は何もないところです。
ジオパークで自然が注目されて、ここを訪れる旅行者には、「本当の島」の暮らしを体験してほしいのです。
島は、今のままで残していって、多くの人が思っている「島」のイメージを変えて、暮らしを伝えていきたいですね。