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こんにちは。片泊のこういちです。

7月に大岩根博士が黒島に来られた時,南西諸島に多くみられる,そして黒島にたくさんいるゴマウナギに興味をしまされましたので,ゴマウナギを研究することにしました。ゴマウナギは緑のまだら模様が特徴で,本土ではウナギに混じってたまに捉えられるということです。普通のウナギが1m位までしか育たないのに対し,ゴマウナギは2mになるのでオオウナギとも言われます。よく言われるのはゴマウナギはウナギに比べてまずい。またゴマウナギは滋養強壮にすぐれ,昔から捕獲されると体が弱っている人やおじいさん,おばあさんに食べさせたということです。

ゴマウナギについていろいろ資料を探したのですが,全く見つからず,自分で捕まえるしかないということになりました。ということでゴマウナギ採り名人の杉山師匠に教えを乞うことにしました。仕掛けは20㎝ほどの竹に1mほどの釣り糸をつけます。糸の先に3号針をつけ,カツオを腹皮を2㎝×1㎝位に切って餌にします。この仕掛けをいかにもウナギがひそんでいそうな沢の水がたまっている所にしかけます。

今回は堀田川に20ヶ所,一五川に20ヶ所仕掛けました。

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「師匠~。これを登るんですか~?ちょっと無理っぽいんですが」

次の日に師匠といっしょに仕掛けを見に行くと,ビギナーズラックというやつでしょうか?6匹も捕獲できました!

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そのうち3匹を片泊小中学校にある淡水大水槽に入れ,残りを食してみることにしました。師匠は本当に親切で立派な人です。仕掛けに2時間,収穫に2時間。苦労して得た代価をほとんど私の研究のために提供してくださいました。

師匠はうなぎをさばいてかば焼きにしてくださいました。あばれるうなぎに焼酎をかがせるとおとなしくなるのでそこをするっとさばきました。

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私は食いしん坊で太っているのですが,味覚には自信があります。ゴマウナギのかば焼きは実にうまい。うなぎと食感は似ているのですが,味がなんとも滋味に満ちていて,体に力がみなぎるように感じました。とにかくうまい。ウナギとどちらがうまいかと言われれば甲乙つけがたしと言ったところです。

日本でゴマウナギを産業化している所はまだ1つもないと聞いています。これだけおいしいならなんとか産業化してみたいものです。

Author 長谷川幸一

鹿児島県出身。鹿児島大学理学部物理学科卒。学生時代,理系の学生でありながらもボランティアや学生運動など多様な活動をする。卒業後,キリスト教の宣教師を2年間務め,アメリカに1年留学。その後,学習塾の講師やコンピューターの会社に勤めた後,鹿児島県の教員になる。現在,三島村立片泊小・中学校で教鞭をとっている。専らの関心は子どもが夢中になる理科の教授法の開発。

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