こんにちは、晋作です。
6月17日と18日、三島村の定例議会がありました。
初めての定例議会、1日目前半の様子はこちら。
【令和元年 第3回三島村議会 1日目前半】初めての定例議会!
今回は1日目後半、4つの議題について。
平成30年度三島村一般会計補正予算
![](https://mishima.link/wp-content/uploads/2019/06/accountant-3681227_1280-800x535.jpg)
昨年度の予算の補正についてですね。
焼酎蔵の事業で追加の貸付を受け、その返済金分を補正。
本来予算は議会の承認が必要です。
でも、これは昨年度の予算のことなので、今さら承認を得ても遅いですよね。
実はこの議題、
専決処分
で、すでに処分された議題なんです。
専決処分
首長(ここでは村長)やその代理が、議会を通さないで実行しちゃうこと。
専決処分されるのは、議会が機能しないときや、時間がないとき。
次の議会で議員の承認を得る。
以前は、首長が議会を開かなければ、承認するかどうか話す場もなし。
2012年に法改正があり、首長が議会を開かなければ、議長が開けるようにはなりました。
が、別に承認されなくてもひっくり返るわけではないのです。
今回は時間がなかったという理由で専決処分されたようです。
事業の繰越
![](https://mishima.link/wp-content/uploads/2019/06/excavators-1174428_1280.jpg)
年度内に終わらず、次の年度に繰り越された事業の費用(繰越明許費)についての議題。
9つの事業が繰り越されました。
それぞれの金額についての報告。
報告というのが、これも専決処分。
まあ、繰り越しても事業は終わらせないといけないですからね。
よっぽとじゃなければ承認される案件。
主な理由は
- 事業が始まるタイミングが遅かった
- 途中で設計変更などがあった
- 入札する企業がなく、何度か入札を行ってスタートが遅れた
- 悪天候により事業の進捗が送れた
など。
理由が資料に記載がなかったので、質問。
承認するかどうかに理由は必須なので、最初から書いてあった方がいいな~。
森林環境譲与税
![](https://mishima.link/wp-content/uploads/2019/06/forest-931706_1280-800x450.jpg)
2019年9月から、地方自治体に配られる”森林環境譲与税“。
森林保全のために国民1人当たり、1,000円(年額)が2024年度から徴収されます。
(対象者:個人住民税均等割の納税者 約6,000万人)
それを、各自治体に譲与するわけですね。
配分金額には人口が大きく影響するようで、森林が少ない都市部に多く配分されるという問題も…。
という税に関して「三島村の条例を定めたいので承認してください」という議題。
これに対して。
黒島は台風などにより、森林が損傷している。
具体的にどうやって活用していくのか。
専門家を交えて調査、検討していく。
環境保全は地球規模で対策が必要なので、ちゃんと活用していきたいですね。
デジタル防災行政無線の工期延長
![](https://mishima.link/wp-content/uploads/2019/06/microphone-2316268_1280-800x584.jpg)
三島村にとって、島内放送はすごーく大事なもの。
船の入出港・行事・緊急のことなど知らせる手段です。
昨年度から、デジタル化の工事中。
ところが、悪天候による船の欠航や、計画の再検討などにより、工期延長。
延長が必要なので、契約更新が必要。
もう時間ないから、更新しとくね。
という専決処分の報告。
以下質疑。
大里はスピーカーの位置が変わり、以前より聞こえにくくなった場所がある。
公共施設周辺の重要な場所で聞こえにくいようです。
硫黄島も聞こえない場所がある。
また、小中学校の夕読みで使いたいという話があるが、使わせてあげられるか。
使い方が複雑になった。
緊急時にすぐ使えないのは問題。
検討・確認をしてみる。
大きな予算をかけた工事なので、住民生活に役立ち、使いやすいようにして欲しいものです。
こんな感じで、1日目は終了。
専決処分、多い。
今回は専決処分でも妥当かなと思う内容でしたが、あまり多いと議会の意味がないです。
地理的にすぐに招集できない面もありますが。
あと、しょうがないですが、基本的に行政の答えは「検討します」。
1度質問して終わりでなく、経過を聞いていくことも大事ですね。
GO!MISHIMA!!