離島の海に最新鋭の機器を投入。

By 2015年9月3日離島ブログ

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こんばんは、尚です。今日は、久しぶりに研究の現場に居ます。
…と言ってもいつもの硫黄島。
こねこ捕獲祭りの翌日昼のフェリーで竹島から硫黄島に移動してきました。

いま硫黄島には、九州大学の研究チームが来て調査を行っています。

九大と三島村とは共同研究の協定を結んでおり、その一環として調査サポートを行っています。そんなわけで調査に同行させてもらっています。今回の調査のターゲットは、海底。赤濁りの海の底の様子を調べるための最新鋭の機器を投入しています。

最新鋭の海底探査機

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それが上の写真の機器。有線のラジコン的なやつで、ROV (Remote Operation Vehicle)と一般にはよばれている代物。中にカメラが仕込んであって、これによってリアルタイムで海底の様子を観察できる優れモノなのなのです。

 

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このROVからは緑色のケーブルが伸びていて、これを介して海底の映像をリアルタイムで見つつROVの動きの指令をやりとりするのです。

 

ROVを海に投入。

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このROVのオペレーションをやってくれているのは、ウィンディーネットワークという会社。特にこういう最新鋭の機器を使った海洋調査を得意としている会社で、最近では十和田湖の海底に沈んでいたゼロ戦を発見して引き揚げたり、下田港そばで沈んでいた潜水艇を発見したりと、話題の多い会社です。三島村では鬼界カルデラの海底地形の調査をやっていただいて以来のお付き合いです。

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ROVを投入したりケーブルをさばいたりしてくれているのは、ウィンディーネットワークの会社の方、ですが実は九州大学の卒業生。彼は学生時代にこの硫黄島に長期滞在して修論を書いて卒業し、ウィンディネットワークに就職した方なのです。卒業生が、仕事として共同研究のために島に戻ってくる、素晴らしいですね!

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ウィンディから今回は彼と先輩の2人のチームで来ていただいています。

彼が本体やケーブルをさばき、先輩が船の上でリアルタイムで海底を観察しながらROVを動かします。

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これが海底の映像。

こんな感じで、海底を観察するのでした。

今回も発見があるかどうか…わくわくしながら海底観察を続けています。

成果をどうぞお楽しみに!

大岩根尚

About 大岩根尚

宮崎県出身。2010年に東京大学にて環境学の博士号を取得。 2011年11月から100日間、日本南極地域観測隊の一員として南極内陸部で研究するなど、 地球科学研究に取り組む。 現在は7300年前の鬼界カルデラ大噴火の爪痕が残る三島村の専門職員として、 日本ジオパーク認定に向け活動中。